トランプ来日中の5月26日、芸協らくごまつりに行ってきました。
昨年までは秋の開催であった。
昨年、行くつもりだったのだが台風がやってきた。強行開催したのだが、私は行かなかった。
結局早じまいしたそうで。
この日はカンカン照りである。
小学校をリノベーションした、新宿・芸能花伝舎を訪れるのは初めて。
開場前に現地に行くと、入場待ちで長蛇の列である。すごいね。長い列の後ろについて入場する。
ホール寄席のチケットは別の窓口で売っているが、こちらは45分1,000円と、私の基準としては高いので止める。
45分なら500円だなあ。
落語を聴かなくても、とても楽しい祭り。
オレンジのTシャツ、または浴衣を着た芸人さんがいるわいるわ。
落語協会に比べると、芸術協会の芸人さんはなじみが薄い印象もあったのだが、全然そんなことはなかった。
ただ、家内は誰が誰だかよくわからなかったようだが。
わからなくても楽しい祭り。
ほどなく開会挨拶。桂歌春師が司会。実に見事な司会っぷり。
会長代行兼副会長の小遊三師の挨拶は短めだった。
その他、昇太師、ナイツ、ザ・ニュースペーパー、遊三師、ヨネスケ師、真打昇進を控えた小痴楽・松之丞、くまモン、ゴジラなどなど次々登場。
ゴジラとヨネスケ師が絡み、それをナイツが撮影していたりする。
ニュースペーパーは、安倍首相と、新型日傘の小池都知事。トランプはいなかった。
TVカメラがかなり入っている。笑点特大号でも放映予定。
ステージの横の屋台では、桂文治師が、客の要請に基づき、嫌がる春風亭昇々さんに「大好き」とハグしていた。
朝ごはんを食べていないので腹ごしらえから。
屋台の焼きそばを、神田紅先生と、紙切りの林家花さんから購入する。
外は非常に暑い。
教室内の催し物に参加することにする。催し物は、すべて45分単位。同じ時間帯で4コマ同時に進行する。
催し物のタイトルは、今回の実行委員長、三遊亭遊史郎師の発案で、すべて映画タイトルをもじったもの。
10時半から、5時間あるイベントにすべて参加して、閉会式を待たず帰りました。
非常に楽しかったのだが、教室内ギュウギュウ詰めのイベントにずっと参加していたら、首から肩、腰までの筋を違えてしまい、現在苦しんでおります。
クイズ笑
まず、古今亭今輔師が司会のクイズ大会に。
今輔師、マクラでよく話しているが、かつてアタック25に出場したという人である。
会場の教室に、遅れて入ると予選の最中だった。
4名ずつ出場の予選で落ちたのは、コント青年団の服部さん、新山真理先生。
それから今輔師の弟子の今いちさんと、三笑亭小夢師。
噺家さんらしくちゃんと笑いも織り交ぜ、なかなか楽しい。弟子の今いちさんが正解すると、不正疑惑がささやかれたりして。
二組の予選を勝ち抜いたメンバーが、アタック25形式で本線を競う。次のメンバー。
- 瀧川鯉津
- 桂歌春
- 春風亭昇吉
- 三遊亭遊里
パソコンの前に座るオペレーターは春風亭昇吾さん。
アタック25は通常、真ん中13番を取った後、次の一マスは、上下左右のどこかを獲るのが普通。
だが、2問目を答えた鯉津さんが攻め抜いて、斜めの7番を取る。
これが失敗して、1問目を答えた昇吉さんにいきなり角の1番を獲られてしまう。
その後、25番も獲る昇吉さん。
そのまますんなり昇吉さんの逃げ切りかと思いきや、4人頑張ってかなりの激戦になり、昇吉、遊里の同点決勝。
結果、昇吉さんの優勝。
常に楽しい歌春師、もちろんギャグなのだが昇吉さんを途中で、「こいつはいつも汚い奴」という。
さがみはらの落語大会不正疑惑を連想してしまい、ちょっと引いた。
昇吉さん、早々と角2個を抑え、あまり気張らず余裕の戦いをかましていて、なんだか印象悪い。
面白いことも言わないし。また、この人だけTシャツも浴衣も着ておらず、白いシャツでスカしている。
客の多くは、惜しかった遊里、鯉津の両名を応援していたように思う。
昇吉さん優勝で、やや微妙な空気が漂うのであった。
昇吉さん、もうちょっとファンから普通に愛されないと、この先ちょっと困ったことになると思うのですがね。
「スカしたキャラで惜しくも負けてしまう」か、「やたらと必死で、優勝したがっている様子を出す」か、道は二つに一つではないのかな。