今週のとある日、サミット警戒でお巡りさんが異様に多い街中を抜け、池袋演芸場昼の部に行ってきた。
池袋の、下席昼席は、入替なしだが2,000円と安くて好きなのである。時間も短めだが、長いと体力使うしちょうどいい。
そこそこ空いておりました。人気の噺家さんが主任(トリ)であれば、平日でも結構混むことがあるのだけど。
それでも楽しかったです。ぬるま湯のような心地よさ。爆笑はないかもしれないが、場内は終始リラックスモード。
棒読みの前座さんで寝させてもらいました。すまぬ。
やはり池袋のお客さんはいい。お客さんが独特の心地よさを作ってくれる。
演者が舞台袖から登場しても、すぐには拍手しない。座布団に座って、頭を下げてから初めて手を叩く。
これが本式ではあるけど、なかなか実際にこうはならない。贔屓の師匠が出てくれば、手ぐらい叩きたくなるのが人情だから。
といって、本式の決まりを守ろうと意地になってるふうでもなく、実に自然でいいですね。