プレミア12は決勝台湾戦、見事にしてやられた。
さほど悔しくないのは自分でも不思議。大工のとうりゅうに焚きつけられて、「じゃあ悔しがってもいいよ」ぐらいかな。
野球嫌いが無関心ゆえに悔しくないなら当たり前だが、一生懸命見てたけどね。
さて、今日の主役は楽天イーグルス辰己涼介。
決勝前の円陣で声を出し、「未来から来ました。夜の12時から来たんですけど、優勝しています」と言ったそうな。
試合中流れたこのVTR見て、イヤな気がした。また、言うのが辰己だし。
先日日本シリーズで、ふたつの舌禍事件でホークスが大逆転負けした、あれを覚えてないのか。
台湾チームが聞いたら、気を悪くし、そして奮起するだろなと。
対戦相手にリスペクトがない発言は最悪。
ただ、この発言のせいで負けたと犯人探しする野球ファンをいったん脇に置くなら、クソつまらないネタというほどでもない。ちょびっとは面白い。
もしかして、優勝した過去を変えにやってきた?
未来から来たら辰己2人になっちゃうけどね。
結果を知ってるから安心しろ、にかろうじてユーモアを感じることぐらいできる。
それでも空気読んでないのは確か。そして多少ウケてくれると、結果はより悪い。
本人のお笑い焦点が共感でなく、不謹慎に当たっているのだろう。不謹慎さに共感覚える人だっているが、多数派じゃないから。
辰己タイムトラベル大予言、これぞまさしく辰己の辻占。
本当は辰巳だけど。ちなみに世間は選手の名前を辰巳だと勘違いしてるね。
辰己涼介という人、今年はじめ両親とのトラブルが明らかになった際は、きっと毒親なんだろうと思っていた。結婚生活に「洗脳」は言っちゃいけないなだろうと。
世間基準で痛い女性と一緒になったとして、その息子の背景には、必ず親に対する反撥もあり。痛い奥さんと一緒になったにせよ、それは自分の判断だ。
スカッと系に携わってる私からすると、親と疎遠になるなんて話は珍しいもんじゃない。特に親が支配好きの場合は。
しかしすぐに実態は明らかになった。奥さんは世間水準からして、十分すぎるぐらいヤバい人だった。
旦那の出てる試合で、相手のロッテ応援団の中に入っていって撮影するとは、ユーモアを通り越し、もはや怖すぎる。
そして旦那、たしなめることもせず、一緒になって面白がっていた。
世間から愛されるチャンスは、自らの手で永久に喪ってしまった。
楽天も、安樂問題が解決した中で、めんどくせえだろうなと。
シーズン中に考えた。
辰己を乗せるだけ乗せておいて、ポスティングでMLBに送り出し、金銭もらって万々歳。奥さんも晴れてメジャー選手の妻。
と思ったら、台湾に負けた翌日になって、メジャー志向を辰己本人が打ち出している。渡りに船ではないか。
ただMLBで失敗したとき(これは期待ではなく、ごく普通の予想ではこうなろう)、日本に戻ろうとして非常にうまく行かなそうな気がするけど。
日本でコミュニケーションに問題がある人が、米国なら上手くいくかも。そう考える人もいるでしょう。
そういうことも、世には確かにあるかもしれない。
しかし、米国でバウアーが爪弾きになってるところを見ると、どうかねえ。
辰己も最初だけ面白がられて、やがてうぜえ奴とレッテル貼られるかもしれない。
これは私の観察によるものだが、関西人にときとして発生する、お笑い至上主義の犠牲者に思える。
「笑い」に対する強い渇望があるのだが、それに対応するセンスはないという。こういう人はしばしば、西では諦めた笑いを東で勝負しようとする。
実際には西の笑いの世界でファームの男が、東に来ていきなりスタメンということは、そうそうないのだけど。
神戸出身というのが特にいけない。神戸ならお笑い力がなくても別にいいのだが、大阪から漂ってくる笑いの価値基準につい憧れてしまう。
要はちょけた男。そういうことかなと。
国歌斉唱の際のカメラ目線を面白いと思ってしまう感性の持ち主。
さて、このブログは野球について熱く語るのが目的ではないので、辰巳の辻占についても触れなくてはならない。
辰己の辻占特集。巻せんべいの中に、辻占の文句が書いてある。
はなはさほどに笑えぬけれど、いまでもさほどに笑えない
ファンの元からあなたのお手へ 書いてやりたいポスティング
ねんが明けたらMLBへ きっと行きますマイナーで
富士の山ほどお金をためて 残らず嫁に使いたい
お笑い路線も走ってみたが、福本豊にゃ敵わない
辰己よりお前のほうがレベル低い?
へい、すいやせん。