我が家にも「静岡県警詐欺」が来た

今日は別に落語の話じゃないんですが。注意喚起まで。

本音を言えばちょっと面白いからだ。不謹慎だな。

暮れも押し迫った数日前に、話題の電話が我が家にも来まして。

家内が不用意に電話に出たら、「静岡県警です」と名乗る男。

こちらの住所と電話番号は把握していたという。まあ、個人情報ダダ漏れの時代、そんなことは普通にある。

「捜査のことなので、静岡県警まで来ていただきたいのです。内容は申し上げられませんが」

行かないとどうなります? と尋ねると「その場合、こちらからお伺いすることになります。職場にお伺いするかもしれません」。

別に来ていただいても構いませんが、事前にご連絡いただけるのですか?「いえ、ご連絡はしません」。

偽物なのは明らかなので、家内の電話を横目で見ながら、110番をした。

#9110でも良かったみたい。でも、緊急を要する場合もあるのだからいいでしょう。

オペレーターの女性は、「切って構いません」とのこと。訪問しましょうかと問われたが、まあ、そこまでは。

後で聞いたのだが、家内と電話していた男、急に警戒したらしい。

「男性の声がしますが。お人払いを」みたいな。

その後家内の電話に介入しようとしたが、「あっち行け。静かに」という身振りをされる。

これは、「だまされたふり作戦」に入っていると思ってしばらく静観した。

しかしスピーカーから流れてくる男の声は、ずいぶん脅し気味である。

どうやら「いきなり訪ねて行ったら困りますよね」と匂わせているらしい。

結局は警戒したのか、「それでは」みたいに言って切ったそうな。

ナンバーディスプレイに表示された番号は、833-177-8915。

海外からである。どうせ、タイ・ミャンマーの国境付近であろう。

家内も警戒はしているので、相手連絡先を聞いた。

これは本物の、静岡県情報通信部の番号であった。

なんで家内が私を追い出したのかと思ったら、向こうに釈明してしまったからだった。

「男の人の声が聞こえたが」という問いかけに対し、「主人は今家を出ました」と余計なことを答えてしまったらしい。

なので、自分の嘘に整合性をつけないといけなくなったみたいだ。だまされたふり作戦じゃなかった。

そもそも、男の声が聞こえたからなんだって言うのだ。

人間、何もないところに勝手に後ろめたい気持ちにさせられることがあるから怖い。

堂々と掛けてくる用事でもって、人払いなんてあり得ない。

私のほうは、別に聞こえたって構わないと思って110番してるわけである。

これは少々呆れたが、ただ状況的に人間、常に100%正しい判断ができるわけではない。

まあとにかく無傷で終えたのでよし。

家内は最後まで半分は本物ではないかと疑っていたそうな。

家内は新聞は読んでいるのだが、世間の動きはまるで知らない。静岡県警を名乗る電話が流行っていることも。

そんな人たくさんいるのだろうね。世の中のことを知り尽くしてると思ってる人のほうが危険。

うちの家内は、金銭要求されたらさすがに疑うとは言っていた。これは本当でしょう。

静岡県まで行けないと言えば、次になんらかの名目で金銭要求をして来るのだろう。

静岡ぐらい、なんなら行くけどね。そう答えて、ガチャ切りされた人がいたそうだが。

そもそも本物の警察が、他県まで来いとか言わないが。

息子が出てきて、今流行ってるじゃないかと自分の母親を馬鹿にしていた。

なので私としては息子に忠告。

お前だって、テーマを持って取り組んでるワルからすれば、十分騙しの対象になるんだよ。「自分は知識があるから大丈夫」じゃないんだ。それより想像力を常に養わないといけない。

 

このあと所轄の警察から電話が来た。経緯を話し、被害はないと。

インチキ電話は切って構いませんのでと教えを乞う。

 

家内のスマホは、海外発信をブロックした。もう掛かってこない。

あとで思ったが、私に同じ電話があったらどうするか。海外発信ブロック済みだから来ないのだけど。

「本物の警察だと思い込んだ前提で、あえて罵る」というのはどうか。

最初は、静岡県警に来れないならこちらから出向きますという話に対し、からむ。

「静岡行くよ。電車賃出るんだろうな。何、出ねえ! ふざけんな。大体なんで理由を言えねえんだ。何が捜査の機密だ。そんなもんいきなりやって来るのが警察のやり方だろうが!」

まずは、「落ち着いて」とか返ってくるだろうが、ヒートアップ。

「ばやろおこのやろ警察がなんぼのもんじゃボケエ。鉄パイプ握って待ち構えてやるからいつでも逮捕状持って来やがれえ! どうせ予算も出ないから来れねえだろこの貧乏県警! 裏金作ったって貴様のところに分配はないわアホンダラア」

とか言ってるうちに、向こうが切ると思う。

なお私生活で私は警察に逆らったりしてません。

巡回してやってくる警官に(偽物ではない)、家族構成など伝えてるぐらいだし。

 

この話も、「静岡県警詐欺はこうだ!」というワンセットと捉えていただきたくはない。

次から次へ新しい詐欺が開発されるのだから、知識と経験だけで乗り切れはしない。

息子にも話した通り、想像力を常に磨くことが大事だと思うのです。

「我が家にも「静岡県警詐欺」が来た」への1件のフィードバック

  1. アメリカ合衆国の国際電話識別番号1を付加した(1)833-XXXX-XXXXというのは、アメリカ合衆国で使用されるフリーダイヤル局番らしいので、間違いなく詐欺電話だと思われます。拒否設定されると後々面倒が無くなります。
    ところで落語芸術協会の重鎮 昔昔亭桃太郎師匠の訃報を知りました。合掌十念。

    返信

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