立川雲水ついに本格炎上(上)

コロナ旋風の中、そしてもっとインパクトのデカい志らく妻、弟子と不倫のニュースによってぶっとんでしまったが、今日のネタのほうが先の事件である。

立川雲水さん、難病を揶揄するツイートについて患者とその関係者に謝罪する。(※リンク切れ)

私のブログの、「立川流は逃げていく」と「立川流の迷走」のアクセスが急に上昇した。
雲水のツイッターがついに大炎上したようで。
いずれやらかすであろうことは、「脱税とパンケーキと立川雲水」で予言していたとおり。
ツイッターで自分の脳内に浮かんだ事象を垂れ流しているうちに、ある種神になったような錯覚を覚えてしまったのであろう。
わかる気はする。なにひとつ同情はしないが。
私も、このブログのアクセスが増えるとすぐ調子に乗る種類の人間なので、くれぐれも気を付けないとと思う。

面白いことをなにもつぶやかず、人に対する誹謗だけでできていた雲水ツイッターをフォローする左の人も日頃はいたが、いったん炎上すると誰も出てこない。
これを薄情とは思わない。信念を持った左翼なら、難病患者への誹謗を平気でできる神経に対し、ネトウヨよりはるかに心を痛めるはず。
雲水が信念を持った左翼でもなんでもないことがよくわかる。
権力・権威をとにかく憎んでいて、引きずり下ろしたいだけ。そして自分の知性のほうが権力者より上だと勝手に思っている。本物の活動家の中にも、ままいるタイプではあるけど。
こんなみじめな人間になってしまったのには、師匠・談志に対する私怨が根底にあるのではないかと睨んでいるが。
こうしてみると、同じく談志にひどい目に遭わされ続けてもくじけず花開いた同期の生志師は実に偉い。
そして雲水がかつてブログでバカにしまくった談慶師だって、はるかに偉い。
落語のほうは大したことないのかもしれないが、ちゃんと次々ハウツー本を出して落語をビジネスにしているもの。読まないけど。

潰瘍性大腸炎患者と関係者が立腹するのは当たり前。だが、それ以外の雲水に対する非難は、ついでに乗っかった感が強いのは確か。
雲水、どうみても反省しているようには思えないが、ネトウヨのクソどもに叩かれたとしか思っていないのだから当たり前だと思う。今回は反論不可能な領域に対し、意に反して謝罪せざるを得なかっただけだという認識。
だが世間の反応は恐ろしい。直接攻撃を仕掛けてくる何十倍もの人間から、不快感を浴びているのだということに気づけば、アホでも愕然とせざるを得ない。
もっとも反省すべきは、ギャグのセンスに欠けているくせにツイッターで神になったと錯覚した、その了見自体にあると思うのだけど。

残念ながらこの世の中、人より秀でたものがないと世間に爪痕を残すことはできない。おバカタレントだって、人に見られてウケるだけ一般人にない才能を持っている。
根拠ゼロで一番上にいるつもりになり、ふらつく足場から、あらゆる連中を悪い言葉でボロクソにけなしているのは、どう考えても芸ではなかった。
足場が固定されていないことに気づくのが遅いが、忠告が耳に入る人だったらこうはなっていないわけで。

謝罪ツイートを出した後も、開き直ってなお従前と同じスタイルの、偉そうでつまらない投稿を続けていたが、3月3日からピタリと止め、6日に復活したと思ったら、政治ネタをやめている。
もともと批判精神には欠けているから、政治以外をつぶやいても面白くはない。
実にみっともないのお。まあ、アカウント廃止すると「逃亡」と言われてさらに笑いものになるわけだけど。

続けるほどのネタでもないのですが、中途半端に長くなるので続きます

アウトレットブック

作成者: でっち定吉

落語好きのライターです。 ご連絡の際は、ツイッターからメッセージをお願いいたします。 https://twitter.com/detchi_sada 落語関係の仕事もお受けします。