俺は寄席には行かない!

「どうしたの遊太、顔色が悪いよ」 「・・・もうダメです、俺は」 「まあ、確かに今日はずいぶんやらかしたよね。池袋演芸場始まって以来のしくじりのデパートだわ。あら、ちょっと昭和の言い方だったけど」 「・・・」 「厳しいけど … 続きを読む

落語のマナー「ヨセしぐさ」とは(芸人編)

落語のマナー、「ヨセしぐさ」を学んでいただく第二弾です。第一弾はこちら。 ヨセしぐさは江戸時代から連綿と続いているマナー体系です。 しかし笑止千万なことに、一部から「捏造した歴史」だなどと誹謗中傷を受けております。とんで … 続きを読む

噺家と素数蝉

「師匠、おはようございます。蝉丸が参りました」 「おお、蝉丸。でかしたな」 「ええ、不肖眠々亭蝉丸、文化庁芸術祭大賞受賞と相成りました。これも師匠のご指導のおかげと心得ます」 「また大仰だな。とにかく大賞獲ったんだから大 … 続きを読む

ホリエ○ンの新呼称を考える

「こんちはご隠居さん、忙しいですか」 「おや八っつぁん。ちょっと考えごとをしてたんだがちょうどよかった。お前さんの意見を聞かせておくれ。まあお上がり」 「考えごとね。やっぱり小林麻耶はバイデンを批判したから消されたのかっ … 続きを読む

落語のマナー「ヨセしぐさ」とは

落語の寄席とは、戦争のない平和な江戸時代に生まれた文化です。 そこには通な常連たちが築き上げた、よりよく楽しむルールのようなものがありました。 その基本は思いやりの心を持って、みんなが楽しく、争い事を少なくし、演者に対す … 続きを読む

蚊問答

「ご隠居さんいますか」 「おや八っつぁんじゃないか、お上がり。しばらく鼻の頭見せなかったな」 「そうすね。なにせたまの小噺のときしか出番がねえもんでね」 「そうか、今日は小噺か。新作落語の執筆は全然進まないけども、とりあ … 続きを読む