例年だと9月中に発表される、落語協会新作台本の予選通過、なんと10月10日にようやく発表だった。 コンクールの情報を求める方が、連日10件くらい検索で私のブログに起こしになった。 応募のため落語を初めて書いた私も、一抹の… 続きを読む 新作落語台本落選その他
カテゴリー: 丁稚の新作落語と小噺
2018落語協会新作台本募集のその後
落語協会新作落語台本募集の選考はどうなっているのだろう。例年だと、9月25日頃には、「世之介のそばにおいでよ」「時蔵のこんな話あんな話」のどちらかのブログに詳細が載る。10月になってしまったのに、いまだにどちらにも何も書… 続きを読む 2018落語協会新作台本募集のその後
自作新作落語「噺カーシェア」
昔と違って、あまり物を持たない社会になってきました。 落語のCDも買わないで、図書館で借りてパソコンに保存したりなんかして。あ、これは昔から皆さんやってますけどね。恵まれない噺家のためにもCDは買ってください。 買わなく… 続きを読む 自作新作落語「噺カーシェア」
新作落語台本募集2018
落語協会では毎年、新作落語台本を募集している。6月末が締切だった。 私も今回、2本書いて応募しました。 6月半ばに1本書き上げて協会に送ったのだが、その後もう1本分のアイディアをなぜか思いつき、1週間強で作り上げて、締切… 続きを読む 新作落語台本募集2018
冬季五輪小噺
その1 「ご隠居さんいますか」 「おや八っつぁんじゃないか、お上がり。この展開だとどうやら一年ぶりの小噺だな。人気のほうはまったく不明だけどな」 「ひとりでなにぶつぶつ言ってんです」 「なに、こっちの話だ」 「テレビなに… 続きを読む 冬季五輪小噺
小噺「蟹工船」
「お父っつぁん、ただいま」 「おう、落語好きが高じて父をお父っつぁんと呼ぶ小学生の息子、お帰り」 「今日学校で、『蟹工船』ってえのをね、教わってきたんだよ。お父っつぁんは『蟹工船』って知ってるかい?」 「知ってるかあ、だ… 続きを読む 小噺「蟹工船」
【小噺】通になるには
「ご隠居さんいますか」 「おう、よく来たな。まあまあお上がり。今日はどうした」 「ご隠居は、なにかの通ですかい」 「藪から棒だな。まあ、自分ではさほどでもないが、人さまからは『ご隠居、通ですね』なんていわれてるがな」 「… 続きを読む 【小噺】通になるには
小噺「懲役ごっこ」のマクラに替えて
《小噺その1》 小児は白き糸のごとしなんてことを申しまして。遊び方ひとつにしても、住んでるところでずいぶん影響を受けます。学校のそばでは学校ごっこ、お寺のそばでは弔いごっこ、刑務所のそばでは懲役ごっこ。そして、寄席のそば… 続きを読む 小噺「懲役ごっこ」のマクラに替えて
校長先生のマクラ
マクラには大きく分けて、噺家さん自身のことを話す部分と、掛ける噺のフリになっている部分とがある。 前者はもちろん、後者も通常はカブらない。噺がつかないようにネタ帳で管理していれば、噺の付属品たるマクラがつくことはない。 … 続きを読む 校長先生のマクラ