ドキュメンタリー新作小噺「落語作家への道」

「おとっつぁん、最近落語は書いてるの?」 「なんだ、落語好きが高じて親父をおとっつぁんと呼ぶ息子。落語は書いてるぞ一応。でもちょっとここに来て、執筆意欲がちょっとな。なにしろ、この間ブログで出した自信作の反応がゼロでな」 … 続きを読む

2018落語協会新作台本募集のその後

落語協会新作落語台本募集の選考はどうなっているのだろう。例年だと、9月25日頃には、「世之介のそばにおいでよ」「時蔵のこんな話あんな話」のどちらかのブログに詳細が載る。10月になってしまったのに、いまだにどちらにも何も書 … 続きを読む

新作落語台本募集2018

落語協会では毎年、新作落語台本を募集している。6月末が締切だった。 私も今回、2本書いて応募しました。 6月半ばに1本書き上げて協会に送ったのだが、その後もう1本分のアイディアをなぜか思いつき、1週間強で作り上げて、締切 … 続きを読む

冬季五輪小噺

その1 「ご隠居さんいますか」 「おや八っつぁんじゃないか、お上がり。この展開だとどうやら一年ぶりの小噺だな。人気のほうはまったく不明だけどな」 「ひとりでなにぶつぶつ言ってんです」 「なに、こっちの話だ」 「テレビなに … 続きを読む

小噺「蟹工船」

「お父っつぁん、ただいま」 「おう、落語好きが高じて父をお父っつぁんと呼ぶ小学生の息子、お帰り」 「今日学校で、『蟹工船』ってえのをね、教わってきたんだよ。お父っつぁんは『蟹工船』って知ってるかい?」 「知ってるかあ、だ … 続きを読む

【小噺】通になるには

「ご隠居さんいますか」 「おう、よく来たな。まあまあお上がり。今日はどうした」 「ご隠居は、なにかの通ですかい」 「藪から棒だな。まあ、自分ではさほどでもないが、人さまからは『ご隠居、通ですね』なんていわれてるがな」 「 … 続きを読む