明日はらくごカフェで「喬太郎・三平勉強会」(完売)

お待たせしました。でっち定吉、復活します。
濃厚接触者では済まず、結局家族3人陽性になってしまいました。
BA.5が流行している事実は知っていたものの、今までは正直他人事でしたね。
私も家内もワクチン3回接種済みだが、罹るときは罹る。

無症状というわけではなく、発熱はなかったものの、ピークの1日2日程度はそこそこはしんどかったです。
数日前に、非常に爽快な朝を迎えて、ああ元に戻ったなと。

今回罹患したからといって、これで抗体が増えたかというと、そんなこともないんでしょう。
4回目接種のお知らせがあれば、たぶんすぐ打ちます。

仕事はわりと普通にしてました。ただ落語のネタを拾っている余裕はなく。
当ブログ10日ほど放置していましたが、それでも毎日350ぐらいのアクセスはあるし、広告収入もぼちぼち。
昨日15日も、妙にPVが多かったです。
別に毎日更新する必要はないんだなと。まあ、ネタあれば更新しますけども。

完全に療養が明けたらさっそく現場に行こうかなと思っていたのですが、そんなに自分自身盛り上がってこない。
そういうものなんでしょうか。
いずれ出かけるのは間違いないですが、それまでは笑点ネタぐらいしかないかなあと。

今日のネタは、明日らくごカフェで「喬太郎・三平勉強会」が開催されることについて。
チケットはとうに完売。
らくごカフェなんて、詰め込んでも30人ぐらいしか入れない席だ。
先月のうちに見つけていたら予約したか? しないとは思うけど。

現代落語界を背負って立つ喬太郎師が、「笑点をクビになってぼんやりしている半ちくの三平」と一緒に勉強会をするという、ちょっとビッグなニュース。
ちなみに、「笑点をクビになってぼんやりしている半ちく」は、喬太郎師の弟弟子である、柳亭左龍師が「お菊の皿」で出していたもの。

三平は現在、メディアのほうでは「林家三平のおきらく旅」という間抜けなタイトルの番組をBSでやっているぐらいしか知らない。
本業、というか落語も副業みたいなものだが、相変わらず浅草専門。
他の寄席は、何年も前から出入り止めみたいなものである。
出入り止めというか、番組を作る際に真っ先に弾かれているということであろう。
兄・正蔵は売れっ子だったのにメディアの世界から撤退し、本当に落語に力を入れ、今や看板になった。
誰もがこうなれるわけではない。奇跡に近い。

左龍師の悪意に満ちた三平いじりは極めて強烈だが、しかし落語界において決して特別なものではない。
三平いじりは、二ツ目さんでも遠慮なくやっている。安心してヘタクソと呼べる存在なのである。
そして、同業者は彼が本気で嫌いなのだ。
安心して下手いじりができる存在、それはそれでまあ貴重かもしれないけど。
笑点をクビになったからいじれるというわけでもなくて、レギュラーで批判されてた頃からすでにそう。

喬太郎師とらくごカフェというと、金原亭馬遊師との会がずっとあった。その枠なのだろうか。
馬遊師にも関心はなく、行く気はないけれど。

三平との勉強会の存在を知り、私に浮かんだのはポジティブな感情である。
さすが喬太郎師だなと。
わずかに浅草演芸ホールだけを介して落語界にぶら下がっている三平にチャンスを与えたいというのだろう。
実にもって優しさに溢れた師匠ではないですか。
三平に優しい言葉を掛けているのは、他には好楽師ぐらいである。

会が成功したら(なにをもって成功というかは知らない)、ユニット組んだりなんかしてね。
ユニット名は「柳屋三喬」でどうでしょう。
柳家の「柳」と、林家のいにしえの表記である「林屋」の「屋」を組み合わせて、柳屋。

さすが落語協会の常任理事だ。協会員の動向を広く気にかけているのではと。

かつて、こんな記事を書いた。

落語協会の次期会長を考える

こちらでは、「たい平会長」に期待した。
今でもなお、協会内のパワーバランス的に、そして他団体との関係的に「たい平会長」はとてもいい選択肢だと思っている。
アイディママンでもあるし。
ただたい平師、寄席の出番が相変わらず少なく、落語のウデのほうもちっとも伸びていない様子(個人の感想です)。

なら、喬太郎会長でもいいんじゃないかなんて思った。
馬風⇒小三治⇒市馬と柳家支配が続いているので、喬太郎師は考えづらいのは承知のうえで。
会長が露骨なら副会長で。その場合は正蔵会長かな。

明日以降もぼちぼち更新してまいります。
引き続きご愛顧のほどを。

作成者: でっち定吉

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