神田連雀亭がいい顔付けなので出かける。
喜太郎、いちか、小はぜ。協会もバラバラだ。
ちょっと涼しくなり、顔付けもいいので連雀亭盛況。
喜太郎さん、先日堀之内寄席で聴いたショート新作3本連続の内容が、いまだにひとつも思い出せない。
楽しんだのに。
ちなみにいたばしPayで20%還元中なので、買い物と掛け持ち。
板橋区で仕事もして、ついでにスーパー寄って帰る。
日頃なじみのない板橋区、8月になってすでに3回出かけている。
いたばしPayは、事前にセブン銀行ATMで現金チャージしてから使うハンチクキャッシュレス。
「結局使いすぎない現金のほうがいい」とか主張する旧人類こそ、手を出すべき決済のはず。
そうかと思うと、PayPay覚えた程度で進化したと思ってるエセホモ・キャッシュレスは、いたばしPay還元実施中もPayPayで払い続ける。
世の中は実にややこしい。
先日、大山が都営三田線の板橋区役所前から案外近いことに気づき、行ってみた。
環状6.5号こと補助26号が大山ハッピーロードを分断すると騒ぎになっているのは知っていた。だがまったくピンと来ず。
行ってみて状況がよくわかった。こりゃすごい。
完全に道路が既存の商店街に重なって200メートル程度走り抜けるのである。
砂町銀座で同じことがあったら、商店街の大部分なくなっちゃう。
ただタワマンも次々建って、人口は激増しそうではある。
看板のピン | 喜太郎 |
長短槍試合 | いちか |
富士詣り | 小はぜ |
トップバッターは昔昔亭喜太郎さん。
お盆終わって世間は通常に戻りましたけど、ここは引き続き賑わってますね。
男性の方はいちかさんがお目当てでしょうか。
女性の方は小はぜ…(女性客が手を差し出して)え、あたしですか?
アウェイのつもりだったのに、いきなり目当てで来たお客さんがいてビックリの喜太郎さん。
私芸術協会ですけど、女性の前座さんが増えまして。
女性と無縁の生活で来たもので、慣れませんね。
先日も兄弟子の会のあと、打ち上げかと思ったら、兄弟子はお客さんと個人的に行くというんですね。
なので前座さんとふたりでどこか行ってくれるっていわれたんですが。
訊いてみると飲まないそうで。私も飲まないので、じゃ仕方ない、帰るかということになりまして。
ただ、前座さんとバスが一緒なんです。
お盆でバスはガラガラなんですが、前座さん隣に座るんです。
うちの家内だって、隣に座らないですよ。
先日男性の体臭問題で世間が賑わいましたけど。
私も隣に座られたので、体折りたたんで座ってました。
話するときだけ向こうを向いて、なんだかカミシモ振ってるみたいで。
この前座さん、反応がよくて、私の話になんでも返してくれるんです。
スラムダンクやドラゴンボールのたとえも、全部合わせてツッコんでくれます。
まあ、転がされました。
あんまり楽しすぎて、バスの停留所3つ過ぎてました。
正直に過ぎたって言うと、コイツハマったなと思われるので、さりげなく着いたからと言って降りました。うちまで30分掛かりましたけども。
バス降りたあとも、前座さん思いっきり手を振ってくれまして。
実に楽しいマクラ。
前座さんは、幸路さんかちづ光さんか。なんとなく後者の気がするけど。
いつもの、議員の事務所秘書の使いっぱしりのネタから、チョボイチ、ビンとグの説明し、看板のピン。
ホワイトボードには「看板の一」とあった。
サイコロを江戸っ子らしく「セエコロ」。こんなの聞いたことないが。
新作派の古典落語らしい、状況がひたすら楽しい一席。
喜太郎さん、この古典落語にコント性を見たのだと思う。
そういえば昇太師の得意演目でもある。
看板のサイコロを見せる親分のマネができて、もう実に嬉しい男。
その喜びが伝わってくる。
脚本を知って観るコントみたい。強烈な工夫がなくても実に楽しい。
オウム返しの実践の際、他のプレイヤーが、サイコロ出てると教えてくれるとか、そんなクスグリはもうなくて構わない。
新作派だからといって、古典落語を壊していいなんてことはない。やりすぎてシラケることも。
だが、喜太郎さんは壊れる一歩手前を攻める、
新たなギャグを加えないことによって、客が既存の古典落語のフレーム内でやっていると、錯覚してくれる。
だから古典落語好きも、喜太郎新作に期待してきた私もみな楽しめる。
こういういいのを見ると、古典派新作派にかかわらず、やらかしてしまう人の例も脳裏をよぎる。
喜太郎さんが袖から釈台を出して交代。
私も行っていました。
最前列の上手側です。
いちかさんの会で見かける方が多かったです(喜太郎さんと小はぜさんの一人の会は行ったことがないので、わかりませんが。)。
喜太郎さん、いちかさん、小はぜさん、どなたも好きです。
富士詣りは、あまり聴くことがないので、嬉しかったです。
いらっしゃいませ。先日も同じ席にいらしたようですね。
本当に中身の濃いワンコインでした。
ただいま「下」を鋭意執筆中です。