東ゆめ子死去その他

ちょっと続きものに変なタイミングで割り込みます。訃報と小ネタ。

東ゆめ子先生死去

東京太・ゆめ子のゆめ子先生が16日に亡くなった。
今月上席にも出ていたというから、本当に急逝。
楽しい漫才をありがとうございました。

私は昨年(2024)の夏、芸術協会の浅草、にゅうおいらんずの席で聴いたのが最後だ。
自由で楽しい漫才だった。というか、ほぼゆめ子先生の不規則発言。
京太先生はそれを野放しにする。
ゆめ子先生は一応ツッコミなのだけども、晩年はほぼボケ倒していた。京太先生もボケとボケの夫婦コンビだって言ってた。

私はバラエティ番組より演芸番組の好きな子供であったが、京太先生のピン時代(京二・京太解散後)、テレビで栃木県漫談をやっていた時代を覚えている。
その後、奥さんのゆめ子先生を担ぎ出し、夫婦漫才として長年活躍してきたのであった。
ゆめ子先生はもともと素人だったわけで、思えば激動の人生であった。
若い頃は京太先生を立てて、しっかりツッコんでいたはずだが。

さて、その自分の記事を読んで気になったことがあって。

昨年の時点で、私は「81歳と74歳のご夫婦」と書いている。Wikipediaを参照したのであろう。
ところが、ゆめ子先生の亡くなった時が81歳。
75歳でないとおかしい。つまり、6歳サバを読んでいたわけだ。
もはや若く偽装したってどうってことはないお歳まで現役だったのに、若い頃からサバ読んでいてそのままになってしまったのかな。
別に、だからどうだというわけではない。一言書きたかったのです。

しかしまあ、このお歳まで楽しい漫才を続けられたのだから、京太先生も幸せと思います。

ABCアナ桂紗綾アナの肩書きについて

ABCは大阪・朝日放送。
そこの看板アナの一人である女性、桂紗綾さんが出産したというニュース。
「上方落語をきく会」にも司会として登場しているので、東京の私も馴染みは持っている。
それは別にいいのです。
大阪発のニュースが、揃いも揃って「落語家としても活躍のABCアナ」とあって。
桂は名字であって亭号ではない。たまたまだが、それにしても落語家として活躍って?

先日、「東大卒エリート落語家」の記事でもって、ついでに書いた。
地方発のローカルニュースでしばしば、どこかのアマチュア落語家がどこかで一席やったという、ニュースヴァリューのまるでわからない記事をよく目にすることについて。
素人が落語やることをとやかく言いたいわけではない。やってください。
ただ、本当にニュースとしての価値がわからなくて。
まあ、地方だから仕方ないやといつも思っていたら、大阪までもか!しかも報道の側の人を。

ところでここ数週間、急に上方落語をラジオで聴かなくなってしまって。
ちょっと数か月の間、また聴きたくなるまでradikoプレミアムをやめようと思っている。
来年の「上方落語をきく会」の頃には戻るだろう。
radikoプレミアムやめると、落語や大阪の番組もそうだが、テレビでやってない野球中継を聴けなくなるデメリットはある。
あと、桂吉弥師と桑原征平アナの土曜のラジオ。

しばらく、らじるらじるで聴ける真打競演と、ラジオ深夜便の落語で乗り切ろう。
三遊亭ぐんまさんの「土底の英雄」が深夜便に掛かっていて、当ブログにも訪問がありました。

父のキゲンは巨人が決めている

最後、世の中の落語シリーズ。

読売ジャイアンツ公式が、父の日に「父のキゲンは巨人が決めている」と投稿して炎上したそうな。
炎上は正確ではないかもしれないが、物議を醸したと。
巨人が負けると家族に当たり散らす親父のせいで、トラウマを受けつけられた当時の子供が多かったのだそうで。
現代の常識からすると、贔屓球団が負けたぐらいで不機嫌になるのも大袈裟である。
そして昔の常識をもとに考えても、不機嫌を家族に当たり散らすのは性格異常者。
巨人に限らないが、贔屓球団が負けて生徒に体罰をする教師もいたと。まあ、そういう時代でしたな。
他人を巻き込んで平気でいる異常な人間が、異常者扱いされない時代は遠くに去った。
そのおぞましい記憶の蓋を、巨人公式のキャッチコピーが開けてしまったのだと。

スカッと系の仕事をしている私には、この騒動自体が非常に興味の湧くものであった。
まあ、それはそれだ。
ちょっとずっこけたことが。
親父が家庭における暴君だったというシャレにならない話に、単なる野球嫌いが乗っかってきていて、なんじゃそりゃという。
親父が野球見てたので、好きな番組が見られなかったと。
それぐらいならまだ、プチ暴君エピソードとしてまだわからないでもない。
だいたい、親父のことを好きな子供なら、一緒に野球好きになっていくことも多々あるわけで。
ただ、「野球のおかげで好きなアニメが流れなくて不愉快だった」と、そんなのまでが乗っかってきていて。
不快のレベルが本来段違いなのだが、乗ってきた人間は同根だと思っている。
自分ではそのおかしさに気づいていないのだ。それが、極めておかしい。

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