春雨や晴太・神田鯉花結婚 芸術協会初の芸人カップル

速報です。

なんの気なしに落語芸術協会の新着情報を見てみたら、ニュースが。
晴太さんのXでの公表も、つい5分前に出たばかり。

ともに芸協の二ツ目さんである、噺家の春雨や晴太さんと、講談師の神田鯉花さんが結婚したそうである。
おめでとうございます。お幸せに。
過去、噺家カップルは二組いるが、ともに落語協会。

  • 柳家小八・弁財亭和泉
  • 金原亭馬久・春風亭一花

金原亭馬久さんは、今月下席から真打昇進・襲名して馬好。
芸術協会からは初めての芸人カップルであり、そして女性は講談師だというのが面白い。
その他の例を探すと。
芸術協会の色物、宮田陽・昇のツッコミ、昇先生は落語協会の柳亭こみち師と夫婦。
噺家と芸人、というのも含めると、立川談洲夫人が、相席スタートの山崎ケイ。

春雨や晴太さんはしばらく聴けていないのだが、期待する人。
最後に聴いた3年前(洒落番頭)はかなり褒めています。
ルート9のひとり。
税理士事務所にいたものか、税金に詳しくて確定申告の時期になると仲間から相談受けるんだと、春風亭昇輔さんが言ってた。

師匠がちょっとクセのある人なのだけが懸念材料。
他門にトレードされたり、真打昇進が遅れたりしませんように。

神田鯉花さんは、スタジオフォーで一度聴いただけだが、なかなか面白い個性の人だなと思った。
2023年に二ツ目になったばかり。「りか」というのは本名でもあり。
結婚してなければ、おじさんの追っかけがたくさんついたに違いない。
結婚して正解だが、一花さんも結婚後さらに人気が上がっているのでこの点どうなるでしょう。
この人は東向島の墨亭でよく会をしている。

師匠は人間国宝、松鯉先生である。この点ノープロブレム。
馬久・一花や、こみち・宮田陽昇みたいに夫婦の会をやったら聴きにいきたい。
その前に、ランダムで割り振られる神田連雀亭でもって、たまたま夫婦共演なんてことがないとは限らない。
馬久一花にもこれがあった。面白がって観にいったが。
ワンコインだと3人なので、もう1人の人が困ることになる。馬久一花のときは、三遊亭ぽん太さんがよそのお宅にお呼ばれしたみたいだと言ってた。
そういえば、馬久さんの代演に一花さん、というのもあったっけ。手近なところで間に合わすものだ。

馬久・一花夫妻は一緒に稽古に行って、同じ噺を教わってきたりする。
一花さんがNHK新人落語大賞で出した「駆け込み寺」もそう。
それから「義理の師匠」に稽古をつけてもらうこともあるそうで。つまり馬久さんが一朝師に、一花さんが馬生師に付けてもらう。

そういえば、晴太・鯉花の2人ともマクラでメガネを掛けていて、本編で外す。
私はこれを萬橘方式と呼んでいるが、むしろ芸術協会で流行っている気がする。

まとめて夫婦4組計8組の会をどなたか企画しないですかね。
レベル的には水準をクリアできて問題ありません。

というわけで本当にたまたまですが、ブログでは世界一早い結婚速報をお届けしました。

「春雨や晴太・神田鯉花結婚 芸術協会初の芸人カップル」への2件のフィードバック

  1. そもそも師匠自身が二ツ目の時に同じ噺家と結婚してるんですけどね。過去に弟子が移籍したり、真打ち昇進が遅れたからといって、結婚した弟子を破門にでもするというのですか?評論家面してよく調べもせずに勝手なことを書いて、それを身内が見ていたりするかもしれないとは考えないのですか?

    返信
    • えーと。
      「結婚したから破門される」「結婚されたから真打が遅れる」
      と解釈されたんでしょうか?

      評論家ヅラもわかりませんし、調べもせずにもわかりませんし。
      根本的な誤解に基づき苦情を捩じ込むのはそもそもいかがなもんでしょうか。

      返信

コメントする

失礼のないコメントでメールアドレスが本物なら承認しています。