米團治喬太郎よこはま落語会2 その2(柳家喬太郎と横浜、渋谷)

八百屋お七のくだりには、人形芝居のマネも入る。
米團治師の歌舞伎愛がよく伝わってくる。
若旦那、ひとりで忠臣蔵五段目をやる。大旦那に命じられて二階に上がった定吉が見たのは、猪になって走り回っている若旦那。
定吉が六段目で芝居を止めたので、ふたりで七段目を始める。
お隣から三味線も聴こえてきたし。

マクラ本編ともたっぷりの内容だったが、それほど長い時間を使っていたわけでもないので不思議。

前座の扇えんさんが見台と膝隠し、それに座布団を折りたたんだあいびきを持ってくる。
昨年に続き、上方落語家が2席とも見台使わず、東京の人が2席とも見台という不思議。この日の喬太郎師は、見台の説明はしなかったし、これで遊びもしなかった。

今日の会場、青少年センターって聞きまして。どこなんだろうと思ったら音楽堂の隣でしたね。
まだまだ知らない立派なホールがあるものです。いずれにしても、桜木町から坂を上がらないと来れないところですね。
まあ、青少年センターと言いつつ、客席に青少年は見当たりませんが。
横浜で、我々がよく来るのはにぎわい座ですね。野毛ですね。
今度また、風間杜夫さんの落語会のゲストで出ます。
不思議なことに、喬太郎独演会ゲスト風間杜夫ではなく、いつも逆なんですけども。
にぎわい座もできてもう古いですけど、ひとついいことがあります。駅から向かう際に坂がないんですね。
私も東京生まれですけども小学校3年生から横浜ですからね。地元ですよ。
最近ちょっと気になるのは、横浜という街、よその人から見た姿を忠実に作ろうとしすぎじゃないですか。
もっと我々のための横浜でいいんじゃないでしょうか。私にとって横浜っていうのは、オカダヤモアーズの裏ですよ。

私池袋という貧民窟に住んでますけど。今日は湘南新宿ラインで来ました。今日もなんだかね、「横浜に、行くぜ!」みたいなね、気合の入ったカップルが多数いましたね。
京浜東北線、根岸線でしょうか。桜木町の表口、表口って言っちゃうと、今日使った皆さんの側の出口が裏みたいですが、まあ賑やかなほうの改札ですね。
あそこを出て、普通の人は左に向かいます。一部の人だけ、右に向かいます。
左に向かうとね、もう中途半端なロープウェイとか、なんであんなの作ったんでしょうね。
みなとみらいとか言っちゃってね。みなとに未来はないんだ! すみません言いすぎました。
昔はあんなところなにもなかったです。観覧車だけありました。
みなとみらい線なんて乗るとね、終点、元町・中華街ね。
駅の名前でナカグロが入るなんてどういうことだよ! だいたい中華街なんてのはね、石川町あたりから歩いて向かうところですよ! 運動してから行くからね、少々まずくても旨かった気がするんですよ!
駅を降りたら中華街だなんて、そんな!
あんなもの伸ばして、東急の桜木町駅やめちゃってね。延ばせばいいってもんじゃないですよ!
まあ、直通してるから私も池袋から来れてるんですけど。だから便利なんですけど。
でもね。東横線っていうのは、渋谷から桜木町までっていうのが潔かったんですよ。それがあちこち伸びちゃってね。

昨日は渋谷でした。渋谷の外れのほうです。
落語で行くときは、本当に中心のほうの渋谷に行くことはないんですね。
こないだ久しぶりにハチ公口に出ましたよ。もうダメですね。
センター街なんて歩けませんよ。歩いたら親父狩りに遭いそうですもん。
でも、こんな話楽屋でしてたら、言われました。「アニさんは大丈夫ですよ」。
なんで? おじさんだよ?
大丈夫です。おばさんに見えますもん。
まあ確かに私、東白楽あたりのスナックにいそうな感じではあるんですが。

今日なんか俺、リラックスしてるな。
米團治にいさんとの会だからですよ。このあと夜もね、二人会なんですけど、相方が橘家文蔵でね。
だから今のうちにリラックスするんです。

このあたりで、世間が忘れてくれかけた頃に必ずなにかやらかすJAPAN大学の話題も振られていた。
昔は部室で大麻育てたりはしてなかった。
今日も電車で座れたから寝ようと思ってガラホのタイマー掛けたんですよ。寝過ごして戸塚まで行ったら嫌ですから。
私は戸塚に用はありません。戸塚からいらした方すみません。
タイマー掛けるときに、「あれ、タイマ?」。
これは定番ネタ。

私も昔、渋谷で遊んだもんです。
わかってますよ。渋谷で遊ぶ顔じゃないでしょ。でも、私にとって渋谷は、旭屋書店、三省堂書店、大盛堂書店なんですよ。
オチケン時代にディスコ行ったこともありますよ。連れられて。
もちろん、そういうタイプじゃないので気が進みません。
今東西合わせて落語家950人ぐらいいるそうなんですが、私はこの中で5本の指に入ります。私服のダサさです。
私は、隅っこで似たような先輩と飲んでましたが、遊び人の先輩が踊ろうぜと言ってきます。
でも、なんかしないと踊れないんですね。
踊りながら扇子でそば食べてました。そしたら私が真ん中で一番注目されてまして。
恥ずかしかったですね。
あ、今思い出しましたけど。ボウリングも行きました。
東西合わせて落語家950人のうち、私は5本の指に入ります。運動神経鈍いんです。
ボウリングももちろんヘタです。
でも普通にやれないんです。モノマネしてました。
ヒザが痛いんですけど、ちょっと実演してみましょうか。

と、やおら立ち上がる喬太郎師。
志ん朝と談志のボウリングの立体モノマネ。
立って頬杖をつき、斜めに構え、投げた後で腕を組む談志に爆笑。
そしてボウリングそのものについての悪態も入る。

続きます。

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