池袋演芸場41 その1(雷門助六「顔寸」)

今日も撮って出しです。
なんと。夜席の仲入り休憩時にアップします。
つまり寄席で書いた。

寄席四場もまんべんなく行こうと思いつつ、結局いつも池袋だ。特に国立が休席してからは勢いが加速している。
そして三三師に「池袋にひとりで来てる、友達のいない人」「自分では普通の落語好きだと思ってる、楽屋から見たら十分マニアの人」って言われるわけだ。
鈴本の運営の見事さ、新宿の包み込んでくれるような椅子もそれぞれ捨てがたいが、池袋のよさは番組にある。
浅草は? …あったかなあ。

今日は芸術協会の番組。
昼席が雷門小助六師。夜席が柳亭小痴楽師。
現在の芸協を代表する若手真打の両名である。いい番組。
昼席後半から通しで聴くことにする。

池袋は、一番よく来るのに東京かわら版割引がないのがネック。
割引券を探したら、小助六師のがあった。3,000円が2,500円だからずいぶん安い。

なんでもここ池袋でもって、与那国の着物着てきたら「着物割引」が使えなかったという人がいて、ちょっと物議をかもしているらしい。
その是非については私にも意見(世間と、池袋とそれぞれに)はあるが、それはさておき。
着物着て来なくても、こうやって500円引きなんですよ。

祝日なので代演多め。
新真打で主任の弟弟子、雷門五郎師に替わり、瀧川鯉橋師(新宿に出てる)。
ヒザ前は三笑亭夢丸師なので、小助六師がXでもって「なかよしおじさんズ集合」だって。
夜席の仲入りは瀧川鯉八師に替わり、桂伸衛門師。

昼夜通しなので、たっぷり食べて突撃。
こういうときは、演芸場の店子の東京油組で、W盛り。
と思ったら、長蛇の列。
そこまでして食うもんでもない。
近所のラーメン食べたら、まずかった。

(昼席仲入り後)
顔寸 助六
弥七
ふぐ鍋 鯉橋
悋気の独楽 夢丸
正二郎
酒屋倉の怪 小助六
(以下夜席)
動物園 愛昇
だくだく 蝶の治
喜之輔
調査中 信楽
調査中 昇々
おせつときょうた
私小説落語〜月の光編〜 羽光
笠碁 伸衛門
(仲入り)
オキシジェン
遊子
昇也
マグナム小林
小痴楽

意外と早く食べ終わったので、予定早めて仲入りから。
主任の師匠、雷門助六師。
重鎮の助六師、弟子のおかげで出番増えてるんじゃなかろうか。
ニコニコと登場。
ただいまは講談の鯉栄さんで。
講談では釈台という机を使いますね。なんで釈台かって言いますと、講釈だからです。
落語のほうでは使いません。使ったららくだいになっちゃう。
芸歴61年です。やんなっちゃったね。
でもあたしなんて、落語界ではまだ若手ですよ。
…なにかご不満でも?

助六師、元祖ツンデレかもしれない。
なんか喋って、客の架空の反応に従って、不機嫌になるという。

歳はもうすぐ80です。
私は歳考えないことにしてたの。でも、歳のほうが勝手にくれるもんで。
私、くれるもんはもらうんです。
そしたら毎年くれるの。

昔の師匠に多かった総入れ歯の話。これがほんとのはなしかだ。

最前列のお客が寝てるのを見て、「一席やりますけど、静かにやります。皆さんは笑ってください」。

好き勝手ぱあぱあ喋って、小噺の「顔寸」をやっていく。
踊りはなし。
もう空気がいろいろ違っていて、ステキ。

曲独楽のやなぎ弥七先生は初めて。
本来は「できたくん」先生の出番なんですけど。楽しみに来られた方は申しわけありません。
できたくん先生なら、時間一杯発泡スチロール切り抜きますけど、私の方はそんなに見せるものがありません。
なので今、ゆっくり喋ってます。

引きの話芸が達者で、いっぺんにファンになりました。
前座さんに手伝ってもらっての綱渡りも、「あんまりやらないんです。苦手だから」。

瀧川鯉橋師は手短に「代演でございまして」。
私も50半ばですが、前座さんとか若い人とは感覚がもう違いまして。
と、「来年の干支がどう決まるか知らなかった」人の話。
若い人にしてるけど、これ、兄弟子鯉太のエピソードとして有名なやつですが。

ふぐ鍋だったが、ここで満腹中枢が刺激され、値落ちしてしまう。
くそ、まずいラーメンの分際で、フグに対抗するとは。
あまり見ない演出があった気がするのだが。

続きます。

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