㐂三郎をきくかい?(下・柳家㐂三郎「居残り佐平次」)

1席め「化け物使い」のクスグリをいきなり思い出した。 隠居が、「もっと早く出てこい」「出てくるときにゾクゾクさせない」を小僧から引き継いでいない入道に対して、「報告連絡相談をちゃんとしろ。すなわちほうれんそう」。 パワハ… 続きを読む 㐂三郎をきくかい?(下・柳家㐂三郎「居残り佐平次」)

立川談志「居残り佐平次」

「おとなのEテレタイムマシン」、志ん朝に続いて第2弾。 本当は枝雀もあったのだけども、子供の頃から枝雀だけはどうもピンと来ない。 繰り返し聴いて、面白さの理解はできているのだが、人さまにどうこう語りたいモードになっておら… 続きを読む 立川談志「居残り佐平次」

丁稚の落語百科(「い」の巻2・「ろ」の巻)

「い」の巻1に戻る 居残り佐平次 品川心中と並ぶ、品川が舞台の廓噺。 会計ができなくていつまでも宿屋にいる「居残り」を商売にしているおアニイさんの楽しい噺。 フランキー堺主演「幕末太陽傳」の最重要モチーフでもある。 「お… 続きを読む 丁稚の落語百科(「い」の巻2・「ろ」の巻)

「騙し」の落語(下)

どう着地しようか考えつつ進めてきたのだが、とくにひねりもなく、今日も古典落語の騙しの構造を観察して締めるとします。 一昨日に「騙し」の落語についてなにがあるかまずまとめたが、その後もさらに追加修正している。後で次々と思い… 続きを読む 「騙し」の落語(下)

地名の付いた落語

先日中学生の息子と一緒に、品川遊郭の残り香を求めて彼の地を散策してみた。 なかなか面白かった。東海道を犬に吠えられながら逃げ帰る、死に損ないの金蔵に思いを馳せつつ。 東海道は海沿いの道だが、現在では海ははるか沖合いまで埋… 続きを読む 地名の付いた落語

黒門亭18(上・柳亭小燕枝「居残り佐平次」)

お盆の黒門亭へ。 混雑する顔付けではないと見切っていた。開場時刻を過ぎてから、並ばず悠々と入場するが、まだまだ余裕。 それでも、開演時には30人程度入ってまあまあ盛況。 半券が10枚貯まったので、タダで入れていただく。 … 続きを読む 黒門亭18(上・柳亭小燕枝「居残り佐平次」)

池袋演芸場17 その9(柳家喬太郎「居残り佐平次」下)

    (その1に戻る) (上)に戻る どこまでも調子よく、人を食ったのらりくらりした態度で、勘定をいつまでも払わない佐平次。ついにからっけつであることが明らかになっても、若い衆ももはや呆れている。 … 続きを読む 池袋演芸場17 その9(柳家喬太郎「居残り佐平次」下)

池袋演芸場17 その8(柳家喬太郎「居残り佐平次」上)

4月5日に聴いた寄席、たっぷり書きすぎ、ついに現実世界では14日になってしまいました。さらに2日間、すばらしいデキだった夜トリの喬太郎師匠を。 柳家喬太郎「居残り佐平次」 昼の部から入ってようやくの柳家喬太郎師。花見の席… 続きを読む 池袋演芸場17 その8(柳家喬太郎「居残り佐平次」上)

アニメ「昭和元禄落語心中」の落語(助六再び編)/第九話

第九話。変なアラもなくてよかったです。 前回の予告で、刑務所にいる助六が映り、助六が収監されたと勘違いした人もいたようだ。 このブログにも、そんな内容の検索による来訪がありました。 親分さんが収監された「鈴ヶ森刑務所」に… 続きを読む アニメ「昭和元禄落語心中」の落語(助六再び編)/第九話

アニメ「昭和元禄落語心中」の落語(助六再び篇)/第六話

先日黒門亭で柳家小ゑん師匠を聴いてきた。 小ゑん師匠、マクラで、「昭和元禄落語心中」についても触れていた。好意的な扱いではあるのだけど、アラがいろいろ気になると。 ツイッターでつぶやいていた内容に加えて、いろいろ語ってい… 続きを読む アニメ「昭和元禄落語心中」の落語(助六再び篇)/第六話