ひらい圓蔵亭水曜昼席(下・三遊亭兼太郎「宗論」)
仲入り後は三遊亭兼太郎さんから。 最近、軽さ全力路線を爆走中のこの人が実に楽しみ。 軽いので何も残していかないのだけど、残さなかった事実がしっかり残る。 一皮むけた印象である。 登場時、天井に頭がつきそうという出のギャグ … 続きを読む
仲入り後は三遊亭兼太郎さんから。 最近、軽さ全力路線を爆走中のこの人が実に楽しみ。 軽いので何も残していかないのだけど、残さなかった事実がしっかり残る。 一皮むけた印象である。 登場時、天井に頭がつきそうという出のギャグ … 続きを読む
17日金曜日は、らくごカフェへ。 昨年11月に初めて参加した「三三と若手」。 この会自体が気に入ったので12月も検討したのだが、この1月に回した次第。 今回の若手は、立川吉笑、柳家あお馬。 吉笑さんは真打昇進決定。 あお … 続きを読む
トリは桂竹千代さん。 赤い着物に袴姿。 お客さまに、噺家さんは長い噺も覚えててすごいねって言われますけど。 間違えてることもよくあります。ただ、間違いをお客さまに気づかれない技術ぐらいは持ってます。 お客さまのほうは、一 … 続きを読む
馬久さんの臆病源兵衛。 いったん八っつぁんが死んだことになっていても、ヘンな感じにはならない。 そこに人の生き死にというシリアスさがないから。 たとえば、現柳家さん花の小んぶさんからも見事な臆病源兵衛を聴いたが、小んぶさ … 続きを読む
不定期連載、昔ながらのオチ分類です。 その1はこちら。 2020年から翌年に掛けて不定期に書いていたが、1年半開いてしまった。 さほど人気のあるシリーズでもないのだが、検索にはよく掛かります。 最後は「シャレ落ち」という … 続きを読む
藁人形/井戸の茶碗 妙に長い蒟蒻問答だが、感動した場面が。 前回、浅草で聴いた遊馬師の「かぼちゃ屋」において、「画が見える」ことにいたく感銘を受けた。 蒟蒻問答で、蒟蒻屋の親方が坊主に化けて登場するシーンで、またしても画 … 続きを読む
一見、最近の世間から広く賛同を得られそうな前座の楽屋改革における、魂のなさを糾弾した遊馬師。 そもそも、寄席の文化は強い。 立川流がかつて寄席を否定してみせたものの、今となっては寄席の完勝であるな。 当時の知見において間 … 続きを読む