遠くへ行きたい:落語会編

先週土曜日は伊勢原という、まあまあ遠い場所に遠征してきた。
たまには旅落語もいいものである。

そもそも今週の土日、もっと遠い遠征をしようかなと考えていたのである。
子供に買ってやった青春18きっぷ(有効期間は10日まで)が、1日か2日分は必ず余るという。
それを使って、「ちょっと遠い」落語会に行こうかなと思ったのである。
きっぷの種類的に、JR限定。
それ以外の飯能、秩父などは対象外。太田とか羽生ぐらいならJR区間が長いから検討の余地はあるか。

東京かわら版が届いたのが3月末で遅かったが、プランニングを練った。

水戸「柳家喬太郎・春風亭一之輔二人会」

この会だけは、1週早くて2日。2021年6月の振替公演だそうだ。
Webを見たらSOLD OUTだった。
この二人の組み合わせは、以前検討したのですね。結局行かなかったけど。

埼玉本庄の「喬太郎・一之輔二人会」への遠征を検討する

ざま昼席落語会

ざまの会は昨年行ったが、実にいい。なにより当日千円と安いのにたっぷり。
そんな会は、お客も落語をよく知っている。
その後も落語好きのツボを突いた人選にグッときて、行ってはいないが毎回検討している。
前回は東急で安く行ったのだが、JRで行く方法もなくはない。
会場・ハーモニーホールざまの最寄り駅は小田急相武台前である。これも遠いのだが、さらに遠いJR駅がある。
相模線の「入谷」。ここから歩いて29分。大変アップダウンが激しいようだが、それも面白いのでは。
駅が遠いのはいいとして、JRだけでここに行こうとすると茅ヶ崎あるいは橋本から入らないとならないので、結構長旅ではある。
今日、この会があります。左橋、萬橘二人会。

千葉劇場落語会

これも本日。
第1回だそうだ。会場は千葉中央。
今度真打になる昇也、それから昇咲、昇りんという昇太門下3人。
千葉でもよく会がある。交通費はそこそこするから行ったことはない。
この会は1,900円。
昇りんさんは笑点のアシスタントになりましたね。

柏落語会

これは明日日曜日。
毎月第二日曜開催のこの会、以前から気になっている。2,000円。
そんな大規模の会ではないようだが、そこそこビッグネームが出るのである。微妙に交通費が高いので、行ったことはない。
今回は桂文治独演会。
北柏のたんぽぽセンターというところ。

みずほ笑ホール寄席

これも明日。
瑞穂町の、箱根ヶ崎駅(八高線)。
東京都の外れも外れだが、やはり以前から気になっている会。1,000円と安いのもいい。
今回は菊之丞、志ん雀二人会。
口上ありとあるので、志ん雀師の披露目なのだろう。
古今亭志ん雀師は二ツ目の頃、連雀亭に出ていないわりによく聴いた。昇進してからはまだ。

売り切れの水戸の会はさておき、千葉以外の3つの会がとても気になる。
だが、目論見は弾けとんだ。
バカ息子が、5回のうちまだ2回しか使っていない18きっぷを紛失したからである。
しかも、使わない日にわざわざ持って出て失くしてしまったのだった。
バカなのは親譲りだから仕方ないのだが、自分がバカだという自覚がないのがよくない。
自覚があれば、「俺はバカなんだから使わない日は家に置いておこう」と思うものである。

つくづく呆れはしたが、叱りはしない。
以前も財布は失くすわ、現金3万円失くすわ。
今回は当人、「元は取ったからあきらめる」と言っているが、この考え方も間違っている。普通に切符を買っていくわけがないのだから。
2日に伊勢原へ出向いたのは、これらの遠征が消滅したためでもある。

遠征したいところはまだまだある。
草津温泉の芸協の会に一度行ってみたい。もちろん泊まりで。
湯河原でも会をやっている。
これらは落語目的ではないが、ついでに行きたい。

カーシェア出して行こうかと思うこともあるが、大掛かりになるとくたびれる。

もっと遠い遠征として、大阪に行きたいとコロナ前からずっと思っているが、なかなか。
昔から安旅は得意にしているのだけど、いい年こいてやることかどうか。
やはり日帰りが快適だなあと。

作成者: でっち定吉

落語好きのライターです。 ご連絡の際は、ツイッターからメッセージをお願いいたします。 https://twitter.com/detchi_sada 落語関係の仕事もお受けします。