らんまんラジオ寄席ひっそりと終了

TBSラジオの「らんまんラジオ寄席」は、老舗番組だ。
野球のオフシーズンに放送されている。
貴重なラジオ寄席が、今シーズンで唐突に終了してしまった。

普通は、今期の野球が始まる際、次季はやりませんよと終了のアナウンスが流れるものである。
ところがこれからというときに、始まらないことがひっそりアナウンスされるという。
長寿番組の消滅なのに、世間ではまるでニュースになっていない。
一番詳しく書いてあるのがWikipediaって・・・

一番の思い出は、公開録音に行ったこと。

このとき以外もう1回当たって行くつもりでいたのだが、用事で断念したのは痛恨である。

さらに時代を遡り、ラジオ寄席、中高生の頃にはよく聴いていた。
現在の私の落語に関するルーツのかなりの部分、この番組から来ているかもしれない。
直接的な記憶というと、柳家小ゑん師の「ぐつぐつ」ぐらいしか残っていないのだが。
ちなみに寿司屋のネタケースの中でネタたちが会話をする「しんしん」という作品も覚えています。
「しんしん」だったか「ぐつぐつ」だったか、ラジオ放送が終わらないうちに、当時5時20分からだった笑点の演芸コーナーが始まり、まったく同じ演目が流れてきたことを覚えている。

なにかメリットがあるかと思い、美酒爛漫のDMを購読してしまったが、別にメリットはなかった。
電話で観覧応募をしたことはあったが、外れた。
落語と関係ない酒に用はない。今度DMが届いたら解約しよう。

私は番組終了を、最近の一連のTBSのゴタゴタと結びつけるようなラジオリスナーではない。
しみじみとひとり嘆いているだけである。
落語のラジオはNHKにもあるが、radikoタイムフリーの対象外で、聴いていない。おかげでいつやってるのかも把握していない。
ラジオの落語、意外なぐらい数がないのである。

TBSといえば、伊集院光が文化放送、ニッポン放送等他局で復活しないという私の予言は当たったようである。
パワハラ芸人なんか面倒だし、使わないよね。

当ブログではよく、ラジオの落語について触れている。
らんまんラジオ寄席のない野球シーズンは、もっぱら大阪の「なみはや亭」「ラジ関寄席」の2本を聴き、ずいぶんネタにもした。
ナイツの帯も、始まった頃は毎日聴いた。
だが、9月からradikoプレミアムの登録を一時やめていて、最近は聴いていない。
月額385円だから、別に家計が傾くような料金ではない。むしろ、ネタを拾えなくなる弊害が大きいのではないかとも思う。
月会費のうち毎月300円を支払ってくれるクレジットカードがあり、申し込んでいた。この20か月間が切れたため、カードを解約し、radikoプレミアムもいったん解約したのである。
ちなみにNTTグループカードという、アホみたいなカード。
噺家に例えるなら、「有力な一門の一員であるにも関わらず、寄席三場のトリはなく、それ以外の出番にも浅いところに呼ばれる程度、もっぱら上野広小路亭で名を見る芸協会員」みたいなカードだ。

radikoプレミアムは、支払うクレジットカードを替える際、いちいち解約して再申込みしなければならない。最初知ったときは驚いた。
カードを替えるたび、異なるメアドが必要になっていて、地味にイラつく。
解約と再申込が著しい手間ということではないけれど、なんだか釈然としないので、今回は解約してちょっと間をおいてみたのだ。
そうしたところ、実はさして困らないのであった。
ラジオは、東京エリアの生放送しか聴けなくなってしまったが、意外なぐらい困らない。
9月は、金曜の一之輔師、「あなたとハッピー」と、土曜のナイツ「ちゃきちゃき大放送」しか聴いていないのだがこれで十分。
上方の落語も聴きたいとは思う。
MBSの年末や正月の特番にもいいものがある。
落語以外にも大阪で朝やってる、FM COCOLOの「CIAO 765」なんか、選曲が非常によく大好きなのだ。
だが、様子を見ようか。

そんな状況での、らんまんラジオ寄席の終了。私のラジオ離れに拍車がかかる。
この番組もほぼタイムフリーで聴いていたから、上方のラジオと位置づけは同じだった。

大阪の天満天神繁昌亭では、月額4,980円で昼席の配信見放題というのが始まった。
radikoプレミアムを復活させず、こちらを申し込もうかと考えていた。1か月分払って2か月聴く前提で。
でも結局やめた。
まあ、テレビのBSチャンネルが増え、落語の録画も増えてきたので、しばらくそれでやりくりしようと思っている。

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