2028年秋に柳亭痴楽襲名披露

ビッグニュース。
柳亭小痴楽師が、父の名乗っていた名跡、痴楽を継ぐという。
2年後の、秋の襲名披露に向けて準備をするそうで。

芸術協会は真打昇進披露は基本春だけなので、秋は空いている。襲名披露のために真打昇進を待たせる必要はない。

私は、芸協の会長就任を見据えて痴楽襲名が実行されると勝手に想像していた。
だからもう少し先じゃないかなと。
会長就任のほうは、現会長昇太師匠がまだまだやるだろうから、かなり先になりそうだ。
ちなみに会長就任も、私が常日頃勝手に言ってるだけ。でも実現はするでしょう。実現しない理由を探すほうがむしろ難しい。

真打昇進の際、襲名してもよかったのだが、あえてしなかった。
ということは、必然的にいずれ襲名披露をやるのだろう、そう予想はされていた。
東京では、襲名の大部分は真打昇進時におこなわれる。たとえば今年の新真打、雷門五郎師であり、来年の新真打、鷹治改メ平治師である。
真打昇進時以外にも襲名はあるが、非常に数が少ない。
披露目をやらなきゃいけないからである。
芸協の場合、新宿浅草池袋で10日間ずつ。それから国立寄席(現在は5日間)と広小路亭などで。
これだけの披露目を埋められる人でないと、なかなか襲名はできない。
真打時にあえて襲名しないなんてことは、だから普通はまずできないのだ。普通ではないのである。
まあ、日数を限った省略型の披露目もありますが。

ちなみに披露目のためには、当人はかなり身銭を切らねばならない。
毎日まいにち、披露目にやってくるお偉方のためにいいお弁当を用意し、打ち上げでいいお酒といい料理を出し。
たいへんだ。
もちろんお客さんも集めないと。

それからホール落語でも、かなり披露興行があるはず。
落語会でやる際は、落語協会や上方からも数多くの有名演者が並ぶものと思われる。
そして全国各地に転戦。
全国各地には、弟子のいっちさんが帯同するであろう。彼にとってはそうそうない、すばらしい経験だ。
番頭は誰がするのだろう。弟弟子の信楽さんは、その次の春あたりに自分の真打昇進が回ってきそうだからできまい。
私が番頭の心配する必要はないけれど。

父の名跡を継ぐなどというと、すぐ「親の七光りだ!」と文句が出るもんだ。
二世落語家はある種、「そう言われても仕方ない。言われなくなるよう奮起せよ」なんてのが宿命。
ただ、今回はまずないでしょう。むしろ、知らないくせにそんなことをヤフコメあたりでぬかした日には、「うーん」がたくさん付くことだろう。

小痴楽師はとにかく上手くて明るくて、面白い。大ネタから前座噺までなんでも来い。
マクラで上ずっているのに、本編に入るとさらに上ずっている。
でも、お客を取り残したりなどしない。全員引き連れて楽しく上ずった世界に連れていってくれる。
こんな語り口はそうそうできない。まず流麗な語り口ができたうえで、その中でいくらでも遊んでいるわけだ。
そして、バカを装った隠れインテリである。中卒と侮るなかれ。

さよならマエストロに本人役で出てたが、また日曜劇場出演もあるんじゃないかな。

先代痴楽がどんな人だったかは、こちらをご参照ください。

「無学 鶴の間」柳亭小痴楽の爆笑トーク

さすがの鶴瓶師が結構マジにツッコんでいるという。

楽しみですね。

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