国立演芸場9(下・昔昔亭桃太郎「カラオケ病院」)

猪の足は、市川新之助を襲名する勸玄くんと海老蔵だった。 芝居噺はだいたいそうなのだが、この四段目という噺においても、定吉が真に迫って演技をするときは、すでに定吉の演技ではなくなっている。 芝居噺というものの大きな需要はも… 続きを読む 国立演芸場9(下・昔昔亭桃太郎「カラオケ病院」)

国立演芸場9(中・三遊亭遊雀「四段目」)

桂枝太郎「初天神」 高座返しは先日浅草でも見た、女性の前座、三遊亭美よしさん。 前座二ツ目は10分しかないが、真打は15分枠。 桂枝太郎師の高座を聴くのはいったい何年ぶりだろう。20年近く開いているかもしれない。 歌丸師… 続きを読む 国立演芸場9(中・三遊亭遊雀「四段目」)

三遊亭遊雀「寝床」(下)

(上)に戻る 「もう一席お気を確かに」とだけ振ってすぐ本編に入る遊雀師。 マクラの楽しい人は例外なく、マクラがなくても楽しい。 噺は「寝床」なのだが、落語ファンの知っている寝床の姿はそこにはない。 寝床の枠組みだけ活かし… 続きを読む 三遊亭遊雀「寝床」(下)

三遊亭遊雀「寝床」(上)

三遊亭遊雀師は、移籍から14年、芸術協会には欠かせない顔である。 その評価も高まる一方。 内輪のことは知らないが、仲間の評判も上々に思える。事実、披露目の口上などではよく司会に駆り出されている。 私の好きな池袋ではトリが… 続きを読む 三遊亭遊雀「寝床」(上)

池袋演芸場18 その7(三遊亭遊雀「替り目」下)

そして遊雀師の本編は替り目。 3月に鶴見の落語会(トリ)で聴いた演目なので被ったが、まったく嫌ではない。この師匠の代表作じゃなかろうか。 前回聴いた際、新宿末広亭のトリを取っている遊雀師ご本人が家に帰り、怖い奥さんに迎え… 続きを読む 池袋演芸場18 その7(三遊亭遊雀「替り目」下)

池袋演芸場18 その6(三遊亭遊雀「替り目」上)

昼席主任の柳家蝠丸師と、夜席の痛い前座についてはすでに触れた。 池袋に居続けて、夜席前半。 今日もお美しい小泉ポロン先生は、「ステファニー」からは独立したらしく、ご自身の名前で出ている。 衣装がクリスマスツリー。オーナメ… 続きを読む 池袋演芸場18 その6(三遊亭遊雀「替り目」上)

堀之内寄席3 その1(三遊亭遊かり「堪忍袋」)

古今亭今輔[六代目]/王様落語会シリーズ 六代目古今亭今輔 【CD】 価格:1905円(税込、送料別) (2019/10/23時点) 楽天で購入     遊かり / 堪忍袋 喜太郎 / 宮戸川 (仲入… 続きを読む 堀之内寄席3 その1(三遊亭遊かり「堪忍袋」)

鶴見・さるびあ落語特別版 その2(三遊亭遊雀「替り目」下)

遊雀師のような、テキストから解放された落語をする人は、他に知らない。唯一、もっとも近い存在だと思うのが、落語協会の柳亭左龍師。左龍師も比較的、ストーリー展開と違う部分に面白さを求めている。だが、古今東西の落語のテキストを… 続きを読む 鶴見・さるびあ落語特別版 その2(三遊亭遊雀「替り目」下)

鶴見・さるびあ落語特別版 その1(三遊亭遊雀「替り目」上)

幸七 / 牛ほめ吉幸 / 平林雲水 / 宗論伸治 / 宿屋の仇討ボンボンブラザース遊雀 / 替り目 新宿末広亭の3月上席は芸協の芝居。夜の主任は三遊亭遊雀師。一日ぐらい行きたいなと思っていたのだが、夜席はなかなか難しいの… 続きを読む 鶴見・さるびあ落語特別版 その1(三遊亭遊雀「替り目」上)

なついち寄席@ヒルトピア(三遊亭遊雀「堪忍袋」)

晴太  / 牛ほめ 宮治  / 善光寺の由来 (仲入り) 喜之輔 / 紙切り 遊雀  / 堪忍袋 無料落語愛好家の丁稚定吉です。 東京かわら版によると、平日である8月3日昼間、新宿ヒルトンで無料落語「なついち寄席」がある… 続きを読む なついち寄席@ヒルトピア(三遊亭遊雀「堪忍袋」)