丁稚の落語百科(「は」の巻2)

「は」の巻1に戻る 母恋くらげ 柳家喬太郎作の新作落語。主人公は海のくらげ。 他にもタコ、ヒラメ、亀など海の楽しい生物がたくさん登場。 元は三題噺で、「みかん」「電気」「水たまり」で作ったらしい。 柳家喬太郎「母恋くらげ… 続きを読む 丁稚の落語百科(「は」の巻2)

システムとしての破門を考える(下)

師弟関係があるのは落語だけではない。伝統芸能にはだいたいある。 破門は師弟関係に、ある種必然的なシステム。 だが落語界の破門に問題があるのは、破門が師弟関係を解くだけで終わらないこと。 だから悲劇性も高くなる。 破門を受… 続きを読む システムとしての破門を考える(下)

システムとしての破門を考える(上)

期待の前座、柳家小ごとさんが破門になったというニュース。 その後ずっと調べているのだが、検索しても私の記事しかヒットしない。小ごとなんて前座、最初から存在していなかったかのような扱いではないか。 ツイッターで「小ごと」を… 続きを読む システムとしての破門を考える(上)

落語協会前座・柳家小ごと破門(らしい)

何でも巷の噂じゃ、近ごろ大師匠が孫弟子を破門にするなんて悪しき行為が、新コロナ菌の如く流行っているらしいじゃねぇーか。 あーぁ、やだやだ。 まぁ、最も師匠は選べるが大師匠まで選べねぇからなぁ~ 他所の一門で良かった良かっ… 続きを読む 落語協会前座・柳家小ごと破門(らしい)

続・柳家小三治を批判的に聴く

先日、<柳家小三治を批判的に聴く>ということに取り組んでみた。苦手な噺家を毛嫌いするのではなく、立ち向かっていくことで、いろいろ見えてきたものがあり個人的には非常にいい体験だった。その結果、普通に聴けるようにはなった。た… 続きを読む 続・柳家小三治を批判的に聴く

アニメ「昭和元禄落語心中」の落語/第九話

アニメ「昭和元禄落語心中」に出てくる落語につきいろいろ書いてみます。 いよいよ第九話。この回の噺はふたつ。 居残り佐平次 披露目興行で助六が掛けている。 協会の会長に嫌味を言われ、頭にきて会長の十八番をやることにした。 … 続きを読む アニメ「昭和元禄落語心中」の落語/第九話