噺を教わるということ
落語界にはさまざまな掟がある。 一見、古い世界だけに、「それ、時代に合わないんじゃないか。やめたほうがいい」とファンが思うオキテもありそうに思える。意外とそうでもない。 目的不明の、無意味なしきたりが残る世界ではないのだ … 続きを読む
落語界にはさまざまな掟がある。 一見、古い世界だけに、「それ、時代に合わないんじゃないか。やめたほうがいい」とファンが思うオキテもありそうに思える。意外とそうでもない。 目的不明の、無意味なしきたりが残る世界ではないのだ … 続きを読む
師弟関係があるのは落語だけではない。伝統芸能にはだいたいある。 破門は師弟関係に、ある種必然的なシステム。 だが落語界の破門に問題があるのは、破門が師弟関係を解くだけで終わらないこと。 だから悲劇性も高くなる。 破門を受 … 続きを読む
期待の前座、柳家小ごとさんが破門になったというニュース。 その後ずっと調べているのだが、検索しても私の記事しかヒットしない。小ごとなんて前座、最初から存在していなかったかのような扱いではないか。 ツイッターで「小ごと」を … 続きを読む
何でも巷の噂じゃ、近ごろ大師匠が孫弟子を破門にするなんて悪しき行為が、新コロナ菌の如く流行っているらしいじゃねぇーか。 あーぁ、やだやだ。 まぁ、最も師匠は選べるが大師匠まで選べねぇからなぁ~ 他所の一門で良かった良かっ … 続きを読む
なんと、2年振りに「寄席芸人伝」を取り上げる。 第4巻から。第56話「師匠とその弟子 柳家百蔵」。 私の大好きな、落語界の師匠と弟子の関係性の物語。 落語を聴く生活の中で、このマンガの各エピソード、ときどきふっと脳裏をよ … 続きを読む
(上)に戻る (中)に戻る どうしても噺家になりたいなら焦らない 師匠に、断られてもまた通い詰めて、強い熱意を感じてもらうのはよくある手。というより、熱意は伝えないと採ってくれない。 その期間も、何か月掛かるかわからない … 続きを読む
(上)に戻る どうやって入門の意志を伝える? 噺家になりたいとして、師匠に入門希望を伝える方法である。 「手紙」はおおむねダメらしい。 もっとも、手紙を出し続けたことで師匠に強烈な印象を残し、入門に至った人もいるので、ま … 続きを読む
以前、落語協会の公式サイトに、「落語家になるには?」というありがちな質問への回答として、「質問している時点でダメ」などと、身も蓋もないことが書いてあったと記憶する。 明日の落語界を支える若人が委縮するようなことを書いては … 続きを読む
(上)に戻る ラリー遠田氏の理屈でいうと、「師弟関係は恋愛関係」ということである。 よく使いがちなたとえだが、本当にそうなのか? 恋愛関係だったらそもそも、人として対等なはずなんですがね。 たとえ話をするのはいいが、根本 … 続きを読む