堀井憲一郎「いますぐ書け、の文章法」(2011年ちくま新書)

堀井憲一郎氏(以下、例によってホリイ。略すことに悪意もないし、気持ち悪いシンパシーもない)のコラムは、書かれた内容の大部分に賛同できないのにもかかわらず、大好物である。 このブログでも何度も批判しているのだが、それは結論 … 続きを読む

コラム「『笑点』メンバーは落語がうまくない その通念はいつ覆されたのか」が残念(下)

「現在の笑点には落語の上手い人が出ている」という見解は、ホリイも私も同じ。 この見解に逆らうのは自由だが、私からは「立川雲水かよ」と言わせてもらうことになる。 さて私と違いホリイは、「本来異なる競技がここに来て一致してき … 続きを読む

コラム「『笑点』メンバーは落語がうまくない その通念はいつ覆されたのか」が残念(上)

堀井憲一郎氏についてはたまに書いている。 いつものように以下、略してホリイ。侮っても、無用の親しみを込めてもいない。 私でっち定吉は、ホリイのライター(より格上の「コラムニスト」の肩書)としての姿勢、ユーモア感覚、ギャグ … 続きを読む

文章を書くことについて堀井憲一郎に刺激をもらう

Yahoo!に転載されていた、堀井憲一郎氏の最新コラムを読んだ。 リンク先は元のサイト「現代ビジネス」のものである。 「落語を覚えること」と「文章を書くこと」の間にある「意外と深い関係」についてご存知ですか…? 以下堀井 … 続きを読む

昇太と一之輔の「春風亭」

日数の少ない2月に、またブログ休んでしまった。 アクセスは落ちていないので、つまり日ごろから書きすぎなのかもしれません。 本当は一日置きぐらいでいいのだ。 高円寺のほうでは落語まつりをやっていて、多くの会場で同時多発的に … 続きを読む

ギャラリーストーカーと落語ストーカー

弁護士ドットコムニュースや、まいどなニュースでも紹介されていたツイート。 ストーカーによる嫌な事件が続きます。 ギャラリーストーカーについても以前から言われておりますが、なかなか無くならないのが現状です。 それを踏まえて … 続きを読む

桂二葉、NYタイムズから取材を受ける

夜の更新が続いてまして失礼します。 がんばって更新すると、広告料がついてきます。 ・・・いやらしいな。 先日、MBSラジオでもって桂二葉さんの話題が出ていたのは記事にした。 二葉さんが落語におけるパイオニアとしてふさわし … 続きを読む

パラリンピックと東京かわら版9月号

定期購読 パラリンピックの開会式を観ている。 さまざまな欠損を抱えた人たちが、国家を代表して行進するさまは、オリンピックと同様、グッと来ます。 「欠損」というと「ちがーう!」と言われそうな気もする。「障がい」「障碍」と書 … 続きを読む

丁稚の落語百科(「ほ」の巻2)

井戸の茶碗収録 (「ほ」の巻1に戻る) 細川越中守 落語によく出てくる実在の殿様。肥後熊本藩主。 井戸の茶碗では、小汚い茶碗が名器と知り、300両で買い上げる。 竹の水仙では、左甚五郎作の木彫り水仙を、やはり300両で買 … 続きを読む

M-1批評と評論家たち(中)

M-1の翌日にWebに記事を載せているラリー遠田氏の迅速な仕事に敬意を払った上で、多少批評の批評をさせてもらいたい。 「ツッコミは客の代弁者である」というのを前提で、決戦に出た3組、それから松本のツッコミ評を導いたトップ … 続きを読む