柳亭市馬「御慶」(中)

市馬師、富の説明を簡潔にして、射幸心を煽りすぎるので天保の改革で廃止になったと振る。 それから八っつぁんとかみさんが言い合いしている長屋にシーンを移す。 正月に餅がなくてもいいけども、よそのうちでは音だけ出しているといっ … 続きを読む

六代目笑福亭松鶴「狸茶屋」(中)

マクラで咳の止まらない松鶴。 しかし慌てず騒がず、楽屋にずっといると空気が悪いのだと。そんな中、きん枝くんみたいな髪の長いのが歩き回っているから余計空気が悪い。 そしてスッと元の話に戻る。見事だ。下手するとただの悪口で終 … 続きを読む

柳家喬太郎「茶代」

私にとっての落語の基本は柳家喬太郎師にある。早速10月上席、鈴本はこの師匠の主任であるので、行くつもり。 寄席で聴こうと思えば行列を覚悟しなけりゃいけないが、それぐらいは我慢しよう。 この師匠が好きなのはいいとして、破天 … 続きを読む

桂小春團治「さわやか侍」(下)

若さまが時代劇のヒーローにあこがれ、新ヒーロー、さわやか侍として活躍しようとするドタバタを描く快作。 サゲは見事で楽しいが、ストーリー的には、それほど捻っている噺ではない。 だが落語というもの、部分部分のスケッチを詳細に … 続きを読む

三遊亭小遊三「汲みたて」

TV落語愛好家の丁稚定吉です。 ラジオも好きです。野球シーズン中は、Radikoで聴ける落語はほぼ上方オンリーだが、それはそれでOK。 TVのほうは、毎週楽しみにしていた「浅草お茶の間寄席」が映らなくなってしまい頭を抱え … 続きを読む

三遊亭円楽「一文笛」

当ブログは「笑点」にも結構筆を割いている。落語好きとして、笑点への立ち向かいかたは常に微妙ではある。おもねらず、敵対せずという。ただ、「笑点メンバーは落語はみなヘタクソだ」という意見には与しない。大喜利から感じる、噺家な … 続きを読む