あかね噺アニメを観る(第12席)林家彦いち登場

最終回のあかね噺、すぐ出す気でいたのだけどいろいろ書くものがあって遅くなりました。
といっても最終回は、第2シーズンに続く陰謀が渦巻いてるばかりで、この回単体で触れたいことはそんなにはない。

志ぐま一門の「志喜彩祭」は、落語協会の「謝楽祭」がモデル。
本物は湯島天満宮。それをトレースしたっぽい絵。

あかねの高座名を考えてやる師匠。
マンガのときも書いたけども、できれば本名はやめてほしかった。
前座には、一度本名を取り上げて「何でもない者になる」期間が必要だと思う。
錦笑亭満堂師は二ツ目時代、本名および芸人時代の名前である末高斗夢を取って「三遊亭とむ」だったが、前座時代は「こうもり」だった。

あかねどころか、からし、ひかるも「本名=高座名」だもの。
「師匠から一字取ってつけてやる」から、疑似親子になるんじゃないか?
どうしても本名にしたいなら、二ツ目になってからにすればいい。

校長に優勝報告をするあかね。
校長、妙にテンション高いなと思ったら、なんと林家彦いち師だった。
「登山が趣味」と言ってるのは本当。
その後出てくる柔道部監督は立川志の太郎さんだそうで。
柔道やってたのかどうか知らないが。
落語協会員以外のカメオ出演は最終回にして初。

落語連盟のお歴々が和室に集合。
額が「落語連盟」とあるので、連盟の部屋らしい。
ただ、「盟連語落」と右から書いてあるとなおいいのに、なんて余計なことを思った。
現実の落語協会の2階の和室は、稽古場であり、土日に黒門亭を開催する部屋。
ここの額は、「離破守」。すなわち守破離と書いてある。

太鼓と踊りを兄弟子亨二に教わるあかね。
これは、前座期間中大事なスキルであるから、覚えておいたほうがいい。
太鼓が上手いと落語も上手いなんてことを言う。どちらもリズム感である。
一番太鼓は、「ドン、ドン、ドントコイ」。これは大太鼓のみ。
回想のあかねは、一番太鼓を鳴らす前座さんの前で、おっとうが寄席の香盤に並んでいるのを眺めている。
二ツ目なので、最初に載せられているわけだ。
ちなみにここは上野の鈴本演芸場。中央通りに面している。
あかねが立っている場所は、タダで覗けるので興味があれば。
初めて末広亭以外の寄席が出た(らくご喫茶は寄席とは呼びづらい)。
まあ、あかねは末広亭の前に立っていて、結局こちらから修業を始めるのだが。

ちなみに二番太鼓は小さい太鼓も使って、「オタフクコイコイ」。
これは開演直前に鳴る。
寄席が跳ねると「デテケデテケ」。
三遊亭白鳥師が、「あれ皆さんに、出てけ出てけって言ってるんですよ」とネタにしている。

師匠はひとり、湯島近辺から上野公園を散歩しているようだ。
蜜が垂れそうな団子は、「初天神」オマージュ。つまり師弟関係が疑似親子であることを象徴しているのだろう。
師匠はあかねに「垂れないようにしてやる」と言っている。描かれてないが、まっちろけにしちゃうのかしら。
回想でもって、子供時代のあかねにうどんとそばの食べ比べを教えてやる師匠。

自宅に帰ると、オープニングアニメに出てくる、高座に続く細い通路が描かれる。
修業が大変だ、ってことを言いたいのだろうが、現実世界では年功序列でだいたい真打になるからな。
廃業すると話題になる、ということは、廃業する人が珍しい世界だからなのだ。
就職先としては実は優れているかもしれない。なんて余計なことを思ったりする。

酒屋が持ってくるビール瓶のケースは「Sakahi」。縁起でもない。
そういえば、あかねの可楽杯優勝のニュース媒体は「Yo!ニュース」。こういう遊び、結構好き。

あかねは、真打になってからいい名前を付けてもらうという。それまではあかね。
まあ、「真打になるのが目標」のこのストーリーについていまさらいいけども、名前つける基準はだいたい二ツ目昇進時ですけどね。

それにしても、よく集まる一門だ。
毎日ではないにしても、みんなそれぞれ仕事はあると思うけど。

というわけで第1シーズン終了。
来年1月には早くも第2シーズンが始まるらしい。

それでは来年までさようなら。

あかね噺アニメを観る(第1席)よその弟子は破門できません

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