黒門亭24(下・隅田川馬石「明烏」)

犬の目という噺、それほど聴くわけじゃないのにスタイルが千差万別。 時蔵師の犬の目は、杖をついた男に往来で友達が出くわし、医者を紹介してくれる場面から始まる。これはたまに見る。 ヘボン先生の弟子のシャボン先生を訪ねていく。… 続きを読む 黒門亭24(下・隅田川馬石「明烏」)

新横浜コットン亭(中・春風亭一花「明烏」「やかん」)

一花さんは明烏。 最近は女流がやたら「紙入れ」など掛けたりしてなんでもありの時代だが、明烏に遭遇したのは初めてだ。 一花さんからは辰巳の辻占なども聴いていて、廓噺をやること自体の意外性はない。 一花さんはさすがに上手い。… 続きを読む 新横浜コットン亭(中・春風亭一花「明烏」「やかん」)

新横浜コットン亭(上・金原亭馬久「駆込寺」)

ブログも休みがちだし、だからといって本業も進まない。 とりあえず落語を聴きに。 コロナの前はよくかわら版で見つけて注目していた、新横浜マルハチコットンスクエアでの落語会。 今回、復活した第1回らしい。 いきなり、金原亭馬… 続きを読む 新横浜コットン亭(上・金原亭馬久「駆込寺」)

亀戸梅屋敷寄席32(その2・三遊亭らっ好「明烏」)

「三遊亭げんき」はさっそく検索で1位になりました。 2番手は三遊亭好青年さん。 スウェーデン人です。日本に興味を持って大学で日本語を勉強し、日本で落語に出逢い、そのまま普通に落語家になりました。 ならないよ。当人はボケっ… 続きを読む 亀戸梅屋敷寄席32(その2・三遊亭らっ好「明烏」)

第38回昭和大学名人会(下・柳亭左楽「明烏」)

いったん緞帳が下りて、しばらく出囃子が鳴りっぱなし。 3分ぐらいそのままの状態が続く。 緞帳が再び開くと、椅子に座った鈴々舎馬風師が板付きで登場。 年取るとダメだねえ、ついに椅子になっちゃったよと。 このスタイルで猫八襲… 続きを読む 第38回昭和大学名人会(下・柳亭左楽「明烏」)

六人廻し(下・桂笹丸「明烏」)

希光さんが、三遊亭遊かりさんのことも話していたのを思い出した。 クネクネしながら人を褒めるモノマネ。これも似てる。 これ、モノマネなんで誇張してるわけじゃないんですよ、本当にこうですからだって。 遊かりさんは本当にエピソ… 続きを読む 六人廻し(下・桂笹丸「明烏」)

七人の侍(下・三遊亭鳳志「百年目」)

桂枝太郎「明烏」 大ネタが出たので仲入りになるのかなと思ったが、メクリが替わって桂枝太郎師が出てくる。 楽生さんから一之輔さんの話が出ましたが、偉いですね。 高校の同級生が同じ業界で売れたら悔しいものじゃないですか。しか… 続きを読む 七人の侍(下・三遊亭鳳志「百年目」)

落語には、サゲより大事な「いただき」がある(上)

ネタがないので、久々に「サゲ」について書いてみようかと、いったん思った。 私は「昔ながらのオチ分類」という不定期連載をしている。今まで書いたのは次の通り。 考え落ち 地口落ち とたん落ち ぶっつけ落ち 逆さ落ち 間抜け落… 続きを読む 落語には、サゲより大事な「いただき」がある(上)

柳亭小痴楽「明烏」

昨日ちょっと名前を挙げた、柳亭小痴楽師の高座でも取り上げてみましょうか。 この人も二世だが、悪いほうとはえらい違いだ。 二世の噺家も数々いるが、落語ファンがこうあって欲しいと期待するままの二世としては、志ん朝以来なのでは… 続きを読む 柳亭小痴楽「明烏」

神田連雀亭ワンコイン寄席29(下・橘家文吾「明烏」)

トリの橘家文吾さん、登場して自分の着物を無言で指差す。 つい先ほどまで、小はぜさんが着ていたものだ。 「どこかで見たような着物で失礼します」 マクラを振らず早々と明烏へ。20分じゃできないので、10分オーバーしていた。 … 続きを読む 神田連雀亭ワンコイン寄席29(下・橘家文吾「明烏」)