前々から行ってみたかった池之端しのぶ亭の初席へ。3日(2日目)の1部。
予約が取れるようになっていたのでそうした。
出演者はシークレット。とはいえボスの好楽師は出るだろう。
メクリが変わるたびにおおと湧くのは楽しい。
| 牛ほめ | らっ好 |
| 桃太郎 | 好青年 |
| 見世物風景 | 好一郎 |
| つる | 好楽 |
| (仲入り) | |
| 山号寺号 | ぽん太 |
| 新作演題不明 | 満堂 |
| おくまん | |
| 時そば | 円楽 |
玄関を入ると受付で、ぽん太さんがお出迎え。
2時間たっぷり。
色物さんを除くと、すべて好楽一門である。
びっくりするゲストというのは、今はないみたい。でも十分面白かった。
お客さんはいっぱいだが、なぜか前のほう(桟敷)だけ一部空いてる。
幕が開くと(なんだかスムーズに上がらない)、メクリはらっ好さん。
三遊亭らっ好と申します。好楽一門で、好太郎の弟子です。
入門したときに、お前ラッコに似てるなと言われてつけてもらいました。可愛いでしょ。
ラッコはワシントン条約で輸入禁止になりまして、今国内では2頭しかしません。最近福岡マリンワールドにいたリロちゃんが亡くなりまして、もう鳥羽水族館の2頭しかいないんです。
私が国内の最後のラッコになりますから保護してください。
落語のほうには与太郎さんが出まして。
うちの一門の好好というのも与太郎みたいな男です。ちょっと笑いが上がりますね。
ツルッパゲの、話が通じない男でして。
あるとき楽屋で調子が悪そうで。師匠の好楽が心配しまして。
「お前、いくつ?」
「300です」
いくつか尋ねられて、肝臓の数値を答えたという男です。
与太郎前座噺の牛ほめへ。
鼻かんだ紙の再利用をあべこべにやってしまうのに、丁寧な解説入り。
尻拭いた紙を乾かして再利用してしまったと。そこまで必要かな?
「佐兵衛のかかあは引きずりだ」も解説入り。そりゃだらしないっていう意味だよと。
おじさんの家に行くと、教わった通り膝をついて挨拶。ただ、草履だけ上がりかまちに載せ、本人は地べた。
おじさんが、感心したと思ったらやっぱりバカだと。
与太郎、「うちは総体檜造り」あたりは親父に書いてもらったのを読んでいるが、途中でもういいやと勝手にやめてしまって、「佐兵衛のかかあは引きずりだ」。
うまく作ってあるね。
ただ、この後がよくわからない。
台所に向かっていって、いきなり秋葉さまのお札を貼れと。その後でおじさんに気になるか訊いている。
飲みすぎて何かしくじったのか。
それから、親父に教わってないはずの牛のほめ方へ。
続いて、好青年さん。
明けましておめでとうございます。私スウェーデンなんで、ゴットニットオールです。
まあ、ハッピーニューイヤーみたいなものですね。
日本ではお正月がずっと続きますね。スウェーデンでは、新しい年が来たときにワインで乾杯して、おしまいです。
落語家だと、子供にからかわれたりします。
「おじさん、こんな落語知ってる? おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山へ柴狩理に、おばあさんは川へ洗濯に行きました。おばあさんは大きな桃を拾って、ゴシゴシこすりました」
「それなに? 落語ってのはね、オチがあるんだよ」
「だからオチない」
子供のほうが上手かったりします。
子供の出てくる噺をやります。なんだかいつも以上に滑舌が回ってませんが。
この後は日本人しか出ません。
そこから古典落語の桃太郎へ。子供が出てくるんだから季節的に初天神だと思ったけど。
昔昔亭の師匠の追悼とは考えすぎ?
演出が変わってたわけではないが、好青年さんは普通にやっててもなんだか面白い。
噺に深入りしないのがいいのだと思う。
日本語はますます達者になっている。
3人目は真打で、好一郎師。
今日の番組ですが、この後2人出て仲入り休憩です。
後半は3人出る予定です。
実際にはこの後好楽師が出て仲入りで、後半4人だったたけど。満堂師が前半に出る予定だったのかもしれない。
昨日もお酒の販売をしまして。よく売れました。
みなさんお酒を引っ掛けるとよく笑ってくださいます。今日もこの後売りますのでお楽しみに。
広小路というと今は上野広小路ですが、広小路は江戸中にありました。新宿にもありました。
両国にも広小路がありました。回向院のあたりですね。
両国には今、国技館と江戸東京博物館がありますが、我々の出ている両国寄席もあります。
両国寄席行ったことのある方いらっしゃいますか? (数名手が上がる)。いいところに柱が立ってる寄席ですね。
ここでいうなら、天井のエアコンが柱になっているようなものです。
耐震はバッチリなんですが。
そこからずいぶんゆっくりの、見せ物小噺。
目が3つで歯が2本の化け物、べな、大板血、鬼娘、蛇女など。
新年早々一眼国かと思ったら、「見世物風景でした」とサゲてしまう。
なるほど、ここでサゲちゃえば全然不気味な噺じゃなくて、むしろめでたい。
江戸っ子はインチキ見世物で騙されても怒らなかったというエピソードが全体を貫いている。