用賀・眞福寺落語会3(下・柳家小ふね「粗忽長屋」)
粗忽長屋というものは、マメでそそっかしい八っつぁんと、無精でそそっかしい熊さんを描くもの、のはずだ。 だが小ふねさんに掛かると、二人とも同じ系統の粗忽の分身である。 二人は主観が強すぎるのに、しかし分身から相互の働きかけ … 続きを読む
粗忽長屋というものは、マメでそそっかしい八っつぁんと、無精でそそっかしい熊さんを描くもの、のはずだ。 だが小ふねさんに掛かると、二人とも同じ系統の粗忽の分身である。 二人は主観が強すぎるのに、しかし分身から相互の働きかけ … 続きを読む
黒門亭1部の終了後、拝鈍亭の開演5時まで3時間。ブログ書いてたらアッという間だ。 まっすぐ護国寺を目指すなら湯島駅から行くのがよかったのだが、ふらふらして結局秋葉原から日比谷線に乗り、築地・新富町経由での大回り。 頑なに … 続きを読む
昨日、絶品であることにだけ触れた、桂南天師の「ちりとてちん」を再度聴いてみた。 強く惹かれるその要素がわかった次第。 古典落語をやるにも創作力は必要だ。だが多くの噺家にとっては事実上、創作というより「アレンジ」にとどまる … 続きを読む
小ふねさん、2席目は登壇して頭を下げず、いきなり話し出す。 3席目もそう。 冒頭で挨拶済んでるからもういいやということらしいんだけども、本当に変わった人。 いっ休さんの話を引いて言う。親はこの中にはいません。今日はらくだ … 続きを読む
仲入り休憩後はおさん師の長講。 花いちさん、ひとつ言い忘れたことがあるそうです、とおさん師。 先ほどの高座が、30代最後だったんです。明日40の誕生日ですね。 ほうと客。高座の上にいるのは本人ではなく、拍手はしない。 頼 … 続きを読む
ヒザは仙志郎・仙成の太神楽。 歩いてきたもので、ここで寝落ちしてしまった。太神楽が寝やすいなんてことはないけど。 目が覚めたら最後の、笠の取りっこだった。 トリの一席に向けてリフレッシュできてよかった。 柳亭左龍師はもっ … 続きを読む
道灌/らくだ しばらく末広亭のネタが続きます。 寄席のこと書いてるのが、私にとってもいちばんご機嫌ですね。 昼トリの桂文治師を。 夜まではいられないのだが、夜トリは三遊亭圓馬師。この二人の組み合わせは、流れてしまったGW … 続きを読む
亀戸のトリは好の助師。 すったもんだの昇進前は一度聴いただけだったのだけど、昇進後そのユニークな個性が好きになり、結構よく聴いている。 すったもんだは別にご本人のせいじゃないのだが、その逆風を一気に推進力に変えている。 … 続きを読む
アニメ「昭和元禄落語心中」に出てくる落語につきいろいろ書いています。 第七話のストーリーは、完全にアニメオリジナル。 原作を、しっかりきちんと膨らましていてびっくりだ。 ダメ亭主「助六」と、口やかましいおかみさん「菊比古 … 続きを読む