七人の侍3(中・三遊亭鳳志「棒鱈」)

3人目は三遊亭鳳志師。円楽党の隠れた達人。 昨年は3席聴いている。うち2席がこの勉強会。 この人も名乗らない。知らない人は来てないということか? 酒のマクラ。太陽と月の小噺。 弾けた酔っ払いがすごくいい。 べろべろの弟分 … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席31(中・三遊亭鳳志「悋気の独楽」)

好志朗さんのニュースマクラをひとつ思い出した。 アルツハイマー治療薬承認の話。 この薬は売れて仕方ないんだって。飲むと脳に血が通って「薬飲まなきゃ」と思い出すので、飲み続けるんだそうだ。 別に爆笑ネタでもないのだが、なん … 続きを読む

七人の侍2(中・三遊亭鳳志「やかんなめ」取材用撮影のマナーについても)

最前列下手に座る女性は、カメラマンだった。 いきなり写真をパシャパシャ撮るので、冒頭出てきた枝太郎師、釈明していた。 取材なんですよと。 ところがこの女性、実にもって、撮りに撮りまくる。膝立ちで移動し、上手に、そして客席 … 続きを読む

七人の侍(下・三遊亭鳳志「百年目」)

桂枝太郎「明烏」 大ネタが出たので仲入りになるのかなと思ったが、メクリが替わって桂枝太郎師が出てくる。 楽生さんから一之輔さんの話が出ましたが、偉いですね。 高校の同級生が同じ業界で売れたら悔しいものじゃないですか。しか … 続きを読む

鳳志十八番(下・三遊亭鳳志「汲みたて」)

仲入り休憩明けはトリの一席。ネタ出し、ネタおろしの「汲みたて」。 鳳志師は黒紋付に着替えている。 この会は毎回毎回ネタおろしなので大変なんですと。またそれだけ覚えなきゃならないし。 先代の文治師匠は、40過ぎたらネタおろ … 続きを読む

鳳志十八番(中・三遊亭鳳志「二十四孝」後半)

二十四孝の主人公八っつぁんは乱暴者。 だが鳳志師の八っつぁん、そんなに悪い奴ではないので驚く。 「天災」の八っつぁんよりも、乱暴の度合いはまだ薄いのだ。 やってることと気性は間違いなく乱暴。そうでないと、噺が成り立たない … 続きを読む

鳳志十八番(上・三遊亭鳳志「二十四孝」前半)

円楽党に通ううち、超本格派の三遊亭鳳志師が好きになった。いずれこの人の会に出向こうと思っていた。 東京には600人の噺家がいる。鳳志師に着目している人はまだまだ少なかろうが、必ず抜け出してくるはずです。 兼好、萬橘、王楽 … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席22(中・三遊亭鳳志「小言幸兵衛」)

そして仲入りは三遊亭鳳志師。 目当ての人だが、冒頭、何を語っていたか忘れた。オリンピックに触れていた覚えがあるのだが、気が散ってしまって。 コロナ対策で、会場は上部の窓を開け放してある。そのため、外から音が聞こえる。 な … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席22(上・粗忽の丁稚)

毎日オリンピックを観ているが、そろそろ出かけることにする。 読者の方も、オリンピックはもういいよと思っているかもしれません。でもせっかく落語の記事が出たのに、「なんだ円楽党かよ!」と吐き捨て、読まない人が3分の1ぐらいい … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席21(中・三遊亭好楽「紙屑屋」前半)

悋気の独楽/陸奥間違い 仲入り後は、やはり久々の三遊亭鳳志師。この師匠も楽しみ。 本格派だが、固くない。とてもしなやかな人だ。 形が綺麗で、語りが流麗。もっと売れてしかるべきと思う。 鳳志師の高座の最中、なんだか袖がザワ … 続きを読む