落語には、サゲより大事な「いただき」がある(上)

ネタがないので、久々に「サゲ」について書いてみようかと、いったん思った。 私は「昔ながらのオチ分類」という不定期連載をしている。今まで書いたのは次の通り。 考え落ち 地口落ち とたん落ち ぶっつけ落ち 逆さ落ち 間抜け落 … 続きを読む

柳亭小痴楽「明烏」

昨日ちょっと名前を挙げた、柳亭小痴楽師の高座でも取り上げてみましょうか。 この人も二世だが、悪いほうとはえらい違いだ。 二世の噺家も数々いるが、落語ファンがこうあって欲しいと期待するままの二世としては、志ん朝以来なのでは … 続きを読む

月例らくご温泉(下・柳家緑君「明烏」)

そして緑君さん。青い着物は、正太郎さんに負けず綺麗。お客さんに、「緑君さんの芝浜は素晴らしかった」と言われる。だけど、芝浜は習ってないし持ってない。持ってませんと客に言うが、そんなはずはない、湯島の2階(黒門亭)で聴いた … 続きを読む

日本演芸若手研精会(春風亭昇々「明烏」)

きいち / 二人旅 一花  / たいこ腹 宮治  / やかん 小辰  / 団子坂奇談 (仲入り) 志ん吉 / 熊の皮 昇々  / 明烏 東京かわら版に「日本演芸若手研精会」という会が出ている。水曜日の昼。当日1,500円 … 続きを読む

池袋演芸場16(台所おさん「明烏」)

花ごめ / やかん 馬るこ / 大安売り 菊志ん / 花見小僧 米粒写経 扇辰  / 紫檀楼古木 小袁治 / 王子の狐 (仲入り) 花いち / 鉄拳制裁 圓太郎 / 初天神 翁家社中 おさん / 明烏 急遽の仕事が入り、 … 続きを読む

神田連雀亭15(三遊亭らっ好「明烏」)

仕事の締め切りを抱えつつ、気分転換に神田連雀亭へ。電車で行って、1時間落語を聴いて、すぐ帰る。 月曜のワンコイン寄席は、ギリギリつ離れしない客数。 目当てにしていた昇羊さんも決して悪くなかったのだが、この日はとにかく、ト … 続きを読む

早朝寄席2(柳家緑君「明烏」)

今日はまたしても撮って出し。鈴本の早朝寄席に行ってきました。掛け持ちではなく、今日はこれだけ。電車に乗って、500円払って1時間半聴いて、また戻ってきました。黒門亭二部には、扇辰・彦いち両師匠が出ていたりしていて気になり … 続きを読む

アニメ「昭和元禄落語心中」の落語(助六再び編)/第七話

高座の直後に亡くなった噺家というと、四代目小さん、六代目圓生である。 一方、高座に出なくなってから比較的長生きして亡くなった人は、志ん生、五代目小さん、米朝、三代目春團治。 後者もいい人生だと思う。 高座に上がらなくなる … 続きを読む