矢来町土曜早朝寄席の金原亭馬太郎(下・淀五郎)

昨日取り上げた今戸の狐であるが、思い出すとまだまだいろいろ出てくる。 可楽宅へ恐喝に出向くチンピラだが、ちゃんと可楽の見事な高座は聴いているらしい。 先日聴いたあの、三題噺は見事でしたと声を掛けている。仲入りでお題をもら … 続きを読む

矢来町土曜早朝寄席の金原亭馬太郎(中・今戸の狐)

続けて二席目の馬太郎さん。 江戸時代に三笑亭可楽という、噺家の開祖みたいな人がいましてと、マクラなしにスッと噺に入る。 おお。 三笑亭可楽(初代)が出てくる噺はもう、「今戸の狐」である。二席続けて珍品とは。 もちろん、先 … 続きを読む

矢来町土曜早朝寄席の金原亭馬太郎(上・三人無筆)

客2人の落語会に出向いて間もないのだが、この模様をブログに書かなかったため、やや消化不良気味。内容はよかったのですが。 安いところがあれば行きたいなと思っていたところ、東京かわら版で「SHINCHO高座 矢来町土曜早朝寄 … 続きを読む

客2人の落語会

お盆休みのでっち定吉です。なんて、ネタがないだけなんですけど。 新ブログになってからは、始めて休んでしまいました。 別にもう、毎日掲載を自分に義務付けてはいないので休んでもいいのだけど、休むといつも、アクセス数だけ多くて … 続きを読む

喬太郎・文蔵・扇辰三人会 その4(柳家喬太郎「芝カマ」下)

    (上)に戻る なにこのちょっとズレてる芝浜、と思ううちに、かみさん役の男が「オレ」という一人称を発する。この二人がゲイカップルであることがようやくわかる。 ははあ、タイトルだけ聴いたことのある … 続きを読む

喬太郎・文蔵・扇辰三人会 その3(柳家喬太郎「芝カマ」上)

文蔵師の青菜の続き。細かい部分もいろいろ。 柳陰(みりんと焼酎を合わせた酒)について、旦那が「柳陰、東京でいう直し」と最初からその正体を割っている。 確かに、「こっちで言う直しじゃねえですか」って、あまり気の利いたくだり … 続きを読む

喬太郎・文蔵・扇辰三人会 その2(橘家文蔵「青菜」)

扇辰師の田能久、寄席で聴くものと比べどこがたっぷりか。まず峠の夜越で雨にやられ、小屋に飛び込む久兵衛さん。 まっくらな中でいろりを探り当て、火を吹いて灰を浴びて、なんとか火を起こす。実にリアルで楽しい。 それから、オロチ … 続きを読む

喬太郎・文蔵・扇辰三人会 その1(入船亭扇辰「田能久」)

木曜の両国寄席(主任・鳳志)に行こうと思い、なんとか仕事を1件仕上げる。 仕上げて昼寝したら、しんどくなったのでやめた。 翌金曜は、亀戸梅屋敷寄席で、同じく鳳志師の主任。直前に確認すると、仲入りの好の助師が道楽師に替わっ … 続きを読む

柳家花いち「死神その後」@らくごカフェ

連雀亭がハネたあと、わりと最近できた小川町のマクドナルドで仕事をしてから、徒歩でらくごカフェへ。 らくごカフェはほぼ満員。 いつも楽しい柳家花緑弟子の会だが、今日はイマイチ。 トリの花いちさんはいつものように楽しかったけ … 続きを読む

遊馬・今輔二人会 その4(三遊亭遊馬「井戸の茶碗」)

「表札」は、いかにもというイメージ。いにしえの芸協新作のムード。 仕送りを送ってくれている親に、すでに「仕事・妻・子供」があることを伝えられていない。その親が急に上京してくるのでどうしようという噺。 当初は隣の先生に部屋 … 続きを読む