新宿末広亭がなくなったっていいじゃないか

新宿末広亭が経営危機でクラウドファンディングを始めたのだという。 「存続の危機」 木造の寄席・新宿末広亭、コロナで収入減続き(毎日新聞) うーん、ダメならもうダメじゃない? 延命措置を寄付に頼らず、潔く畳むしかないのでは … 続きを読む

真打になるということ

定期購読 昨日の記事で三遊亭円楽親子をちょっと批判した。 三遊亭一太郎が真打になる。そしてそれが、混乱を呼び、披露目をするちゃんとしたほうの真打、好一郎師に迷惑を掛けた様子。 今日はその続き。 ちょっと想像力が豊かすぎる … 続きを読む

マニアック落語上等

ネタ切れで1日休みました。 〆切をやっつけたので、昨晩は早くから飲み始めた。 一杯やりながらモツ煮込みを作る。 今朝早く目覚めたら、昨日の夕食の記憶がない。ああ、またやらかした。 若い頃は、大酒飲んで記憶を失くしたものだ … 続きを読む

新番組「落談」より・・・落語談義よりもナイツ塙が面白い(下)

立川志ら乃師の「火焔太鼓」。最初はちょっとなと思ったのだが、繰り返し聴いたら慣れてきた。 他団体にはいないリズムの語りだが、ひとつの体系を作り上げた語り口にはなっているのだなと。師匠そっくりだから唯一無二とはいえないにせ … 続きを読む

新番組「落談」より・・・落語談義よりもナイツ塙が面白い(上)

昨年も行った国立演芸場の、小遊三師のトリを聴きにいこうと思っているのだが、〆切が。 とりあえずネタのないときにはTVから拾います。 桂宮治師の情熱大陸は、我々が普段覗けない学校寄席の模様が面白かった。 前座の頃からやって … 続きを読む

マクラの全文掲載を考える

いつものように落語のニュースを探していると、こんな記事が見つかる。 「まくら」の全文掲載は是が非か 落語を取材して思うこと(スポーツ報知) いずれ消えるかもしれないので手短にまとめておくと、字数制限のないWeb媒体に、噺 … 続きを読む

三遊亭天歌、師匠圓歌をパワハラ提訴のもよう(下)

訴えられる側の師匠・圓歌の今後、ダメージにはなるだろうが、最終的にはどうということはなかろう。 ファンが付いていれば正義、それが世間の共通認識だから。 その認識こそが、天歌さんの闘う相手だ。幸い裁判所は多数ファンの意思に … 続きを読む

新作落語の現在と未来を少しだけ思う

昨日、祝日の21日は「福袋演芸場」に行きたかった。 旗日の昼席開演前にやっている、池袋演芸場の企画ものである。 今回は柳家花飛、林家きよ彦の両二ツ目の作った新作落語5席を、5人で演じたという。 ふたりの作者も演じるが、自 … 続きを読む

落語には、サゲより大事な「いただき」がある(中・廓噺で検証)

サゲについてよく書いている理由がひとつある。 「落語においてサゲは最重要ではない」ことを証明したいのだ。 常にそう考えていたら自然と、「サゲより重要なもの」の存在が浮かび上がってきたのだ。それが「いただき」(頂き)である … 続きを読む

落語には、サゲより大事な「いただき」がある(上)

ネタがないので、久々に「サゲ」について書いてみようかと、いったん思った。 私は「昔ながらのオチ分類」という不定期連載をしている。今まで書いたのは次の通り。 考え落ち 地口落ち とたん落ち ぶっつけ落ち 逆さ落ち 間抜け落 … 続きを読む