歌舞伎「魚屋宗五郎」と落語「妾馬」

金曜日は歌舞伎座に行ってきた。 ネタにする気はなかったのだけど、落語絡みで拾えましたのでこれについて。 歌舞伎座は相変わらず、平日から大混雑。外国人観光客も多い。 貧乏人の私にも、幕見は優しい。 「團菊祭五月大歌舞伎」。 … 続きを読む

丁稚的落語を聴く生活

私は今、月に二度程度落語を聴きにいく生活を送っている。ほとんどが寄席である。 落語会のチケットを買っておいてその日を楽しみにする、ということはまったくしていない。 志の輔師や談春師など、生で聴かずに一生を終えそうだ。こち … 続きを読む

(小ネタいろいろ)小三治鼻濁音/高橋維新/志らくのマクラ

柳家小三治著「落語論」で取り上げられていた「鼻濁音」について先日書いたが、検索してみるといろいろ面白いネタも見つかる。 立川談四楼師の過去のツイートによると、かつて小三治師、楽屋で「鼻濁音の小三治」と言われていたそうであ … 続きを読む

続・柳家小三治を批判的に聴く

先日、<柳家小三治を批判的に聴く>ということに取り組んでみた。苦手な噺家を毛嫌いするのではなく、立ち向かっていくことで、いろいろ見えてきたものがあり個人的には非常にいい体験だった。その結果、普通に聴けるようにはなった。た … 続きを読む

2016NHK新人落語大賞雑感

毎年恒例の新人落語大賞、結果を知らない状態で、録画を見ました。 落語でもお笑いでも、採点による賞は、自分の「好き嫌い」と「客観的評価」との区別をきちんとつけて観ないと楽しめない。 誰かに受賞して欲しいと思ってしまうと、も … 続きを読む

柳家小三治を批判的に聴く

「柳家小三治」、生ける人間国宝である。落語協会の前会長であり、春風亭一之輔他の真打抜擢を実行した。 実をいうと私、小三治師匠を特に好んでは聴いていない。私の聴く「落語」というふわふわとしたものの中心にはこの人はいない。 … 続きを読む

新作派の古典落語

私は、幼少の頃から「古典」「新作」をさほど区別することなしに落語を聴いてきている。 当ブログでも、古典落語と新作落語の世界観は共通している、という主張をずっとしている。 理念的にはシームレスだと思っている落語の間に、たま … 続きを読む

星新一の落語エッセイ

私は、小学生の頃から作家、故・星新一を読んできている。 多くの人が、中学生になって「読書くらいしなければ」と思って読み出し、短期間熱中し、いずれ顧みなくなるという作家である。 私にとっては依然、偉大な作家であり続ける。 … 続きを読む

司馬龍鳳問題

(全面改稿版) 落語家・司馬龍鳳さんをめぐる騒動に一宮市がコメント 「事実関係を確認しているところ」(ねとらぼ) なんだかモヤモヤしますね。 役所の非礼は非礼として、司馬龍鳳が本当に落語家なのか、そもそもプロなのか素人な … 続きを読む