国立演芸場寄席@深川江戸資料館(中・春風亭一蔵「鷺とり」)

今回はちょっと嫌な客がいた。 「ほ」列の真ん中ブロックに座っていたご婦人である。 頭の配線がおかしな感じでつながっているのだろう、面白いと、手をひとつふたつ叩くという人。 たまに、自分が面白いとひたすら手を叩き続けるとい … 続きを読む

国立演芸場寄席@深川江戸資料館(上・金原亭杏寿「小粒」)

落語協会の真打昇進披露もいよいよ最後、国立演芸場。 会場は深川江戸資料館である。 主役は吉原馬雀師。年功序列昇進にはあるまじき苦労人。これは参加しないと。 ただ、寄席四場と比べると口上の顔付けがややさみしい。国立の披露目 … 続きを読む

昇天大喜利 あの世から特大号

「こんにちは。昇天司会の歌丸です。えー今回は特番ということで、我々、生前は笑点メンバーだった噺家が、お盆でもないのに一夜限り登場いたします。題して昇天大喜利です。私も生きてる頃から、すぐ死にそうなわりにいつまでも死なない … 続きを読む

東博寄席 その4(三遊亭円楽「宗珉の滝」)

三遊亭ぽん太さんは洒落番頭。 落語協会で流行ってるなと思っていたら芸術協会でも流行りだした印象の噺。 二ツ目の前座噺みたいなイメージ。 円楽党では初めて聴くと思う。 洒落番頭が流行るにあたっては、なぞかけ人気が背景にある … 続きを読む

東博寄席 その3(七代目三遊亭円楽襲名披露口上)※ゆるい

好楽師のマクラ思い出した。 六本木アルフィーで落語会やるって言ってた。ジャズクラブである。 ジャズの人は即興性という共通点で落語が好きですと。 アルフィーに打ち合わせに行ったら、この後桑田佳祐がお店に来るとのことだった。 … 続きを読む

東博寄席 その2(三遊亭好楽「おさん茂兵衛」)

仲入りは三遊亭好楽師。 ひところ聴きまくった好楽師だが、ちょっと間が空いて1年振りだ。久々の気はしない。 決して持ちネタ少ない人ではないが、通ううちに同じ噺に出くわすことが増えた。 いつも同じようにやる師匠ではないから被 … 続きを読む

東博寄席 その1(三遊亭兼作「ん廻し」)

2日日曜は珍しめの場所へ。 東京国立博物館で、東博寄席。 七代目三遊亭円楽襲名披露である。 会場は、正門入って左手奥の平成館。ここに立派な講堂がある。 人数はたっぷり入るので満席にはならない。150人ぐらいかな。 入場券 … 続きを読む

「一目上がり」の三・四・五を覚えよう

落語のフレーズ、決まり文句を覚えておくと楽しいことが多い。 たまに違うフレーズが出たとき、覚えてるからこそ違いがわかる。 寿限無とか金明竹で、違うのが出ると楽しいものだ。 今週も三遊亭歌武蔵師の鹿政談のフリである、江戸名 … 続きを読む

落語教育委員会@横浜にぎわい座(下・柳家喬太郎「紙入れ」)

高座返しに前座さんが出てくる。あれ、先週いい高座を聴いたばかりの三遊亭げんきさんだ。 落語協会主体の会になぜ、と一瞬思ってしまった。兼好師の弟子なんだから全然不思議ではないのだけど。 自分の高座はなかったらしい。 釈台を … 続きを読む

落語教育委員会@横浜にぎわい座(中・三遊亭歌武蔵「鹿政談」)

仲入り休憩が入る。 私は本来の席へ移動。 三遊亭歌武蔵師が登場。 しばらくは、いつものマクラ、完全再現。今月浅草でも聴いたばかり。 ただ、「上の三遊亭はいいです。兼好さんも三遊亭ですから。柳家、三遊亭は吐いて捨てるほどい … 続きを読む