大吉原落語まつり その4(柳家喬太郎「首ったけ」)

仲入り休憩で灼熱の外へ。ああ、生き返る。 そろそろ始まりますよと声を掛けられ、再び冷蔵庫の中へ。 トリは喬太郎師。釈台が出ている。持ってきたのでしょうね。 前座の辰ぢろさんはわざわざ直前に高座返しをしていく。 喬太郎師、… 続きを読む 大吉原落語まつり その4(柳家喬太郎「首ったけ」)

東京かわら版柳家喬太郎ロングインタビューに思う

昨日は喬太郎師のインタビューを素材にしつつ、正座の話しか書かなかった。これは全体のごく一部に過ぎない。 インタビュー読む前にほぼ考えていた内容に、キョンキョンがちょっとだけ食い込んだだけであった。 それ以外の、噺家・喬太… 続きを読む 東京かわら版柳家喬太郎ロングインタビューに思う

落語に正座は必要か(東京かわら版柳家喬太郎特集より)

「正座するのが厳しくなって…」藤井七冠“八冠”への思いは… (日テレNEWS) 将棋の藤井七冠が「最近正座がキツい」と言ったとか。 別にご本人は、将棋の旧態依然のスタイルを糾弾したわけではなくて、今後キツく感じないよう精… 続きを読む 落語に正座は必要か(東京かわら版柳家喬太郎特集より)

本八幡の特選落語会 その4(三遊亭好楽「三年目」)

先日急にビッグマックが食べたくなった。 モバイルオーダーで頼む際、オプションが選べる。 オプションで試しにソースを抜いてみたら、これが驚くほど旨かった。 ビッグマックに例えては申しわけないのだが、喬太郎師の「普段の袴」に… 続きを読む 本八幡の特選落語会 その4(三遊亭好楽「三年目」)

本八幡の特選落語会 その3(柳家喬太郎「普段の袴」)

仲入り休憩を挟んで、柳家喬太郎師。 文珍師の使った見台と膝隠しがそのまま。さらにあいびき持参。 寄席で使う釈台ではないので、演者の下半身を完全に覆ってはいない。師があぐらをかいている様子が2階席からは見える。 でもいい。… 続きを読む 本八幡の特選落語会 その3(柳家喬太郎「普段の袴」)

柳家喬太郎「偽甚五郎」

柳家喬太郎師がコロナ陽性だそうで。 これに伴い、5月上席、浅草演芸ホールの夜席主任をはじめとする寄席・落語会は代演となる。 浅草演芸ホールの番組表を見ると、5月1日から4日までは代バネで三遊亭白鳥師が顔付けされている。 … 続きを読む 柳家喬太郎「偽甚五郎」

古典落語と新作落語・・・無意味な切り分けに騙されるな(上)

「江戸落語」と「上方落語」の違いを説明する多くのWeb記事について、実にもって紋切り型と感じ、「違いなんてない」と断じたところである。 その私の記事も、検索に掛かり出した。 不毛な初心者向け記事再生産に、一石を投じたいと… 続きを読む 古典落語と新作落語・・・無意味な切り分けに騙されるな(上)

正蔵喬太郎ガチンコ二人会 その4(柳家喬太郎「カマ手本忠臣蔵」とそちらのマクラ)

二席目の喬太郎師は、「古典落語やろうと思ってたのに」などと叫んでいたが、すでに早いうちにネタは決めていたらしい。 「カマ手本忠臣蔵」である。 一応、時季はドンピシャなのだ。 忠臣蔵ネタでは「白日の約束」という噺もあるが、… 続きを読む 正蔵喬太郎ガチンコ二人会 その4(柳家喬太郎「カマ手本忠臣蔵」とそちらのマクラ)

正蔵喬太郎ガチンコ二人会 その2(柳家喬太郎「初音の鼓」と街のマクラ)

この鶴川落語会、正蔵師の2席のデキも間違いなくよかった。 ただ、それ以上にこの日はマクラで喬太郎師が爆発していた。2席とも。 柳家喬太郎独演会だったような印象を受けて帰ることになる。 二人会で先輩食っちゃっていいのか? … 続きを読む 正蔵喬太郎ガチンコ二人会 その2(柳家喬太郎「初音の鼓」と街のマクラ)

マンガと落語の共通点(下)

よくできた落語とよくできたマンガとの共通項につき、いきなりひらめいたのであった。 そして小説はというと、意外と共通点が薄いことも。 落語では、人物の背景をほとんど語らない。 そしてマンガも意外なぐらい背景を語らない。読者… 続きを読む マンガと落語の共通点(下)