渋谷らくご5 その2(橘家圓太郎「三年目」)

ミラクル粗忽ワールドを、日常生活から切り離すやり方ではなく、この人ならではの普通で語ってしまうのが小ふねさん。 三太夫が自分のミスを部下に「たわけ」などと転嫁しても、まるで嫌な感じにはならない。 松曳きの楽しい世界をもう … 続きを読む

渋谷らくご5 その1(柳家小ふね「松曳き」)

土曜日のシブラク2部は、隅田川馬石、橘家圓太郎、柳亭小痴楽、柳家小ふねという私の好物を集めたお子様ランチみたいな顔付け。 お子様ランチでは響きが悪いのでトルコライスとでも言っておきたいが、あれは3種の組み合わせ。4人全員 … 続きを読む

横浜にぎわい寄席2(上・前座の子ほめから考えることは無数にある)

大型連休は普通に仕事しまして。 連休明けの7日に始動。 行き先は無数にある。 神田連雀亭ワンコイン、スタジオフォー巣ごもり寄席、林家はな平師の「お庭でらくご」。 しかし、横浜にぎわい座にした。毎月7日までしかやってなくて … 続きを読む

スタジオフォー巣ごもり寄席7(下・柳家小ふね「金明竹」)

吉笑さんの一席、マクラの情報量がすごいのだが、でも20分程度で短いのである。 続いて釈台が出てきて講談で、田辺凌天さん。講談協会。 女流の講談師は女性だとすぐわかる名前の人が多い印象だが、女性らしさのかけらもない名前。で … 続きを読む

用賀・眞福寺落語会3(下・柳家小ふね「粗忽長屋」)

粗忽長屋というものは、マメでそそっかしい八っつぁんと、無精でそそっかしい熊さんを描くもの、のはずだ。 だが小ふねさんに掛かると、二人とも同じ系統の粗忽の分身である。 二人は主観が強すぎるのに、しかし分身から相互の働きかけ … 続きを読む

用賀・眞福寺落語会3(中・柳家小ふね「鮑のし」)

権之助師のお菊の皿。 お菊さんにはいろいろと付け届けがある。豆パンとか。 花束はよくない。かさばるから。現金が一番いい。噺家の祝儀みたいだねだって。 しちまーい、はちまーいと来て、やはり権之助師は「恐怖」を描くのに並々な … 続きを読む

柳家小ふね独演会「小ふねのみなと」(下・らくだ)

小ふねさん、2席目は登壇して頭を下げず、いきなり話し出す。 3席目もそう。 冒頭で挨拶済んでるからもういいやということらしいんだけども、本当に変わった人。 いっ休さんの話を引いて言う。親はこの中にはいません。今日はらくだ … 続きを読む

「小ふねのみなと」(中・春風亭いっ休「百歳万歳」)

牛ほめのマクラとして、小ふねさん自身の経歴も入っていた。 東北学院大学出身です。 隣に東北大学という、優秀な国立大学があります。 東北学院大学の入試問題の英語の1問目は、「I’m pen」を訳せでした。 それ … 続きを読む

柳家小ふね独演会「小ふねのみなと」(上・牛ほめ)

薬が効いて帯状疱疹が急速に収まり、そして発作的なくしゃみも出なくなった。 冒頭に広告張った「井関食品」の辛口のど飴のおかげは大きい。 これで鼻が通ります。カルディで買った。 昨日のブログを当日更新したのち、出かけるかと決 … 続きを読む