演芸図鑑の文枝・正蔵対談から浮かび上がる小三治元会長の傲慢ぶり

NHK演芸図鑑のホストは、4月から桂文枝師。 巻末の対談のお相手は、落語協会副会長の林家正蔵師。この人もたびたび番組のホストを務めている。ホスト同士の対談は珍しい。 2週間分の録画をまとめて観た。 愛人が孤独死し、そして … 続きを読む

柳家花緑「電信後退」(演芸図鑑)

浅草お茶の間寄席のTVKネットが消滅し、テレビの落語ライフは寂しくなった。 NHK演芸図鑑も新シーズンが始まらないので心配したが、ちゃんと今日からスタート。もっとも4月開始のシリーズはここ数年、月の中盤スタートみたいだけ … 続きを読む

五街道雲助「堀の内」

ネタがないので、またしても録画から探してくる。 演芸図鑑の1月のもの。未編集であった。 人間国宝の演じる、ごく軽い12分の噺である。珍しい。 雲助師はインタビューで、これからも寄席の代演をどんどんやっていきますと語ってい … 続きを読む

五街道雲助はトークも落語だった(NHK演芸図鑑)

昨日は更新しなかったのだが、更新しなくても十二分なアクセス数が出たためです。 今月はおかげさまで、広告収入のほうもググッと上がりました。これで食っていけるわけじゃないけど。 日々ご来訪ありがとうございます。 さてネタ自体 … 続きを読む

三遊亭小遊三「雑俳」

雑俳という古典落語、普通に「ざっぱい」で変換して出てくる「雑排」で間違えてSNSに上げてる人が多いので、気を付けましょう。 試しにツイッターで検索掛けたらまあ、あるわあるわ。 ちなみに、明烏を「明鳥」と書いてアップしてい … 続きを読む

NHK演芸図鑑の柳家喬太郎

NHK演芸図鑑は、林家正蔵師がホストの最終週。 通常の最終回では、ホスト役の高座を最後に持ってくるのだが、そちらを繰り上げ、通常週と同じく対談をトリに据えている。 正蔵師が披露した「紋三郎稲荷」は、かなり良かったと思う。 … 続きを読む

笑福亭松喬「てれすこ」

当ブログも、コロナのためにネタ不足が続いている。 だが、土日はテレビ・ラジオの落語が多い。おかげで多くのネタを拾えた。 そのうちのひとつが早朝にやっているNHKの「演芸図鑑」。 この番組、今や収録もできないし、撮りだめた … 続きを読む

世の中の落語を探す(マウンティング噺家編・終)

暇つぶしぐらいの感覚で落語やるほうが、自分の気持ちが重くならなくて楽しいんだと一之輔。 ここでまた対談はカットされ話が変わる。 事務所の人に、「寄席に入らなきゃいけないんですか」と訊かれる一之輔。 寄席は毎日あって半日拘 … 続きを読む

世の中の落語を探す(マウンティング噺家編・下)

(上)に戻る 続いて、古典落語をやる際の心掛けについて。 問われて、アレンジを入れていい噺と、入れない噺を分けてると一之輔。 長屋の花見は教わったまま忠実に。茶の湯や粗忽の釘はアレンジを加えていい。 これ自体演芸論として … 続きを読む

世の中の落語を探す(マウンティング噺家編・中)

(上)に戻る 演芸図鑑の対談に一之輔師を呼び、一生懸命マウンティングを試みる立川志らく。 動物園の猿山を見る感覚でいると、とても面白い。 そこまで込みでウケを狙ってたらかなりのタレント性を感じるが、そういうことではなさそ … 続きを読む