桂米輝 その4(ねっとり)

私は新作落語をこよなく愛するものである。そして日々、新作落語と古典落語とが、決して別ものでないことを語っている。 当然のように、古典落語と新作の二刀流の噺家も、普通に存在している。 だが米輝さんのスタイルを念頭に置くなら … 続きを読む

桂米輝 その3(ちくわ)

米輝さん、声もいい。そして、声の高低を使い分ける人だ。 この手法、登場人物の描き分けをしようとして使うなら、決してよくはない。 男を低く、女を高くして、客が混乱しないようにする、そんな手法は三代目金馬で終わっている。 だ … 続きを読む

桂米輝 その2

米輝さん、「桂<ヨ>ネキです」と冒頭高で自己紹介している。 だが、ラジオで平板に読まれていた覚えがあるようなないような。平板な「ヨネキ」さんでも、別に構わない気もする。 関西だと、「ヨ<ネ>キちゃーん」と、「ネ」にアクセ … 続きを読む

桂米輝 その1

コロナ禍で寄席もない中、TVや配信の落語をいじってブログのネタをつないでいる。 一流の噺家が有料配信を手掛けているのだが、そのチケットを買う気には、どうしてもならない。 私にだって、噺家さんを支援したい気持ちもある。でも … 続きを読む

配信落語に思う

林家彦いち師の新作落語「神々の唄」について以前書いた記事に、急にアクセスが増えた。 AbemaTVでもって流れたようだ。 私も後でアプリ入れて、アーカイブを拝見しました。 この番組の情報そのものを、私はブログのアクセス増 … 続きを読む

柳家喬太郎Vs.伊藤亜紗 その4

話は編集もあってどんどん変わる。 伊藤先生、落語のバッドエンドに注目する。死神など。 主人公が死んじゃって怖いのだけど、あっさりしていて、さわやかですっきり。これ、なんなんだろう。 昔の、残酷な動物番組のことを思い出すの … 続きを読む