「どうしたの遊太、顔色が悪いよ」 「・・・もうダメです、俺は」 「まあ、確かに今日はずいぶんやらかしたよね。池袋演芸場始まって以来のしくじりのデパートだわ。あら、ちょっと昭和の言い方だったけど」 「・・・」 「厳しいけど… 続きを読む 俺は寄席には行かない!
月: 2021年4月
落語の「教え魔」(下)
落語における教え魔は危険かつ有害。それは、ひとに上から接したいという誘惑が、観劇のマナーにおおむね抵触するからだ。 私が何度も書いている、次の悪マナーも、すべて教え魔的欲望に起因しているのだ。それに気づいた。 マクラの時… 続きを読む 落語の「教え魔」(下)
落語の「教え魔」(上)
松山英樹のマスターズ優勝で世間は盛り上がっている。 ネットを松山英樹から巡回し、ゴルフの世界を通り過ぎて、ちょっと以前の未読コラムに行きついた。 善意で他人を困らせる「教え魔」の残念すぎる生態 「頼んでもいないのに… 続きを読む 落語の「教え魔」(上)
国立演芸場の三遊亭小遊三「船徳」(下)
笑点の人気者小遊三師。 当然、面白い落語をするものと思っている人が多いだろう。間違いではない。 私も、1枚にまとめたディスクでもって小遊三師を聴くのだが、まとめて聴くと実際、本当に楽しい。 しかし面白落語だと思って対峙す… 続きを読む 国立演芸場の三遊亭小遊三「船徳」(下)
国立演芸場の三遊亭小遊三「船徳」(上)
確定申告の最終日、税務署のポストに申告書を投げ込み、そのついでにちょっと落語へ出向く。 日曜に桂雀々師の長講2席を聴いた。これがまだズシリと来ていて、ハナから寄席で長居する気になれない。仕事もしなきゃ。 でも国立演芸場で… 続きを読む 国立演芸場の三遊亭小遊三「船徳」(上)
嫌われる人たち
昨日、確定申告を1日掛けて終了。 なので記事は書けていません。 世間のいろいろをブッコんで、アドリブで書こうと思います。 しかし小室さんはすごいね。 まったく動かなくて世間の非難ごうごう。しかしいったん動き出すと、自分の… 続きを読む 嫌われる人たち
拝鈍亭の桂雀々(下)「仔猫」
当ブログ、上方落語を出すと個別記事のアクセスが落ちがちです。 今回もそんな傾向があるようだ。ちょっとだけ。 私は上方落語ももっと聴きたい。上方の師匠もよく東京で会を開いているが、料金が高めになるのだけどうも。仕方ないこと… 続きを読む 拝鈍亭の桂雀々(下)「仔猫」
拝鈍亭の桂雀々(上)「不動坊」
東京かわら版の巻末、落語会の一覧に毎月目を通していると、だんだん気になる会ができてくる。 そのうちのひとつ。雑司ヶ谷の「拝鈍亭」に行ってきた。予約不要のこういう会が好き。 本浄寺という、日出通りに面したお寺にある、立派な… 続きを読む 拝鈍亭の桂雀々(上)「不動坊」
柳家蝠丸「田能久」
3週続けて「日本の話芸」を。 この日曜日は落語を聴いてきて、満足もした。ネタ切れでやむを得ずテレビから拾うわけではないのです。 日本の話芸は再放送が2回ある。そちらを視てから検索する人のために、記事があったらいいじゃない… 続きを読む 柳家蝠丸「田能久」
新作落語の大会を熱望する
柳家小ゑん千一夜VOL.5価格:2094円(税込、送料別) (2021/5/25時点) 今週は神田連雀亭で、春風亭昇輔さんのぶっ飛んだ新作落語を聴いてきた。 昇輔さんの若き才能と、それと同時に新作の先達たちの積み重ねの厚… 続きを読む 新作落語の大会を熱望する