池袋演芸場25 その2(柳家小んぶ「たいこ腹」)

扇遊師のマクラを急に思い出したので戻る。 師は末広亭の代演に行ってきた。最近さまざまな噺家さんから立て続けに聴いてすでにおなじみの、末広亭のアクリル板の話。 自分が映るし目が合うのだと。 でもまあ、合わせてやっていかなき … 続きを読む

池袋演芸場25 その1(入船亭扇遊「不動坊」)

5月上席は、すでに初日に国立に出向いた。林家彦いち師の主任。 だが柳家喬太郎師が聴きたくて再び上席へ。 喬太郎師は池袋夜のトリ。昼席の入船亭扇遊師から通しで聴く。 新宿と迷った。末広亭は、昼が柳家小ゑん師で、夜の仲入りが … 続きを読む

国立演芸場13(下・林家彦いち「神々の唄」)

入船亭扇辰4 価格:2096円(税込、送料別) (2021/6/3時点)   途中、なんだったか用語の説明をして、「私の落語は芸が細かい。こういうところは三遊亭白鳥にはできません」。 何だか知らないが、常に同郷 … 続きを読む

国立演芸場13(中・入船亭扇辰「田能久」)

続いて真打は林家ひろ木師。主任・彦いち師の弟弟子。 結婚して痩せました。風の強い日は大変ですと自虐マクラを吐きつつ、若手真打の期待の星ですと自ら語る。 噺家たるもの、客から見たわかりやすい個性を作り上げるのは大変。キャラ … 続きを読む

立川笑二・季節外れの「花見の仇討」@神田連雀亭

ローソンの広いイートインでこの記事を書いているのだが、婆さんカルテットが先客にいる。 別に婆さんの会話に耳を傾ける気もないが、勝手に入ってくる。 「頭の毛が白いひとはね。下の毛が黒いのよ。あたしいつもお風呂で見てるの」 … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席21(下・三遊亭好楽「紙屑屋」後半)

先代正蔵と先代圓楽、ふたりの師匠に仕えた好楽師は非常に持ちネタが多い。だから過去8席毎回違う噺を聴いていたが、今回初のカブリ。 「紙屑屋」は3年前にここ亀戸で聴いた。家内と息子を連れてきていたこともあり、印象は強く残って … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席21(中・三遊亭好楽「紙屑屋」前半)

悋気の独楽/陸奥間違い 仲入り後は、やはり久々の三遊亭鳳志師。この師匠も楽しみ。 本格派だが、固くない。とてもしなやかな人だ。 形が綺麗で、語りが流麗。もっと売れてしかるべきと思う。 鳳志師の高座の最中、なんだか袖がザワ … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席21(上・三遊亭とむ「落語免許センター」)

暇ではないのだが、ちょうど昼間に空白ができた。これ幸いと、近所でもないが亀戸梅屋敷へ。 20日の主任は三遊亭好楽師。なんだか最近、好楽師のときばかり来ているが、たまたまではない。 最近の好楽師の高座が、実になんともたまら … 続きを読む

神田連雀亭昼席2(下・三遊亭好吉「甲府い」)

円楽党にはよく出向く私なのだが、この日のトリ三遊亭好吉さんは初めて。巡り合わせというものはある。 好楽師の10人いる弟子のうち、4番弟子の好吉さんを最後に聴く。 12年のキャリアだから、あと数年内に真打になるだろう。 事 … 続きを読む