当ブログでは、繰り返し落語のサゲについて考えてきた。 落語について考え続けることは、実に楽しい。 一昨日、1年振りに執筆した「いただき」の記事もまた、サゲの存在あっての内容である。 一席の落語を締めくくるサゲ(オチ)は、… 続きを読む 「オチを付ける」ということばから、オチの不自然さを読み解く
カテゴリー: 丁稚の落語論
落語には、サゲより大事な「いただき」がある(下)
今やアクセス1日800、月別閲覧数5万超を誇る当ブログだが、時としてまるでお客さんの来ない記事もある。 1年前に書いた続き物だが、上中下3回に分ける想定でいた。 当時「中」のアクセスがあまりにも低かったので、途中で打ち切… 続きを読む 落語には、サゲより大事な「いただき」がある(下)
「画が突然浮かぶ」落語の秘訣
落語を聴いて、情景がいきなり客の脳裏にリアルな画として浮かぶことがある。 言葉と少々の所作だけで。 そうした高座は、演者にとっておおむね成功だ。客も満足して帰れる。 今月三遊亭鳳志師から聴いた「百年目」では、屋形船の障子… 続きを読む 「画が突然浮かぶ」落語の秘訣
【意味不明】三遊亭好楽の浅草出演で、なぜ落語協会や寄席が悪者になる?
三遊亭好楽が40年ぶりに落語協会の定席に 本人が語った“異例の出演”の理由とは? (デイリー新潮) 帯状疱疹に加え発作的なくしゃみがひどく、とても落語には行けません。 遊雀師だったら高座途中のくしゃみをネタにしてくれる。… 続きを読む 【意味不明】三遊亭好楽の浅草出演で、なぜ落語協会や寄席が悪者になる?
落語なんてつまらないし笑えないのになぜ聴くか
少々刺激的なタイトルだが、世に溢れる検索ワードを並べたに過ぎない。世間の需要を拾っていくシリーズです。 落語というもの、自分から接近しないと聴く機会もなさそうだが、一方で学校寄席であるとか、無理やり接触させられることもな… 続きを読む 落語なんてつまらないし笑えないのになぜ聴くか
ギャラリーストーカーと落語ストーカー
弁護士ドットコムニュースや、まいどなニュースでも紹介されていたツイート。 ストーカーによる嫌な事件が続きます。 ギャラリーストーカーについても以前から言われておりますが、なかなか無くならないのが現状です。 それを踏まえて… 続きを読む ギャラリーストーカーと落語ストーカー
古典落語と新作落語・・・無意味な切り分けに騙されるな(下)
世間はなぜ、そんなにいちいち落語を分類したがるのであろうか。 東京落語と上方落語の識別にさしたる意味がないのと同様に、古典と新作も区別しすぎる気がしている。 せっせと区分したところで、「古典落語」がそもそも1種類に収まる… 続きを読む 古典落語と新作落語・・・無意味な切り分けに騙されるな(下)
古典落語と新作落語・・・無意味な切り分けに騙されるな(上)
「江戸落語」と「上方落語」の違いを説明する多くのWeb記事について、実にもって紋切り型と感じ、「違いなんてない」と断じたところである。 その私の記事も、検索に掛かり出した。 不毛な初心者向け記事再生産に、一石を投じたいと… 続きを読む 古典落語と新作落語・・・無意味な切り分けに騙されるな(上)
「初心者におすすめ落語演目」は、実際には聴けないというジレンマ
「落語を聴いてみたい」「落語に興味があるので調べてみたい」という層に向けたWeb記事を、今さらながら疑いの目で読み込んでいる。 今のところ、こんな結論を世間にアピールしてみた。 落語芸術協会は新作落語主体ではないし、落語… 続きを読む 「初心者におすすめ落語演目」は、実際には聴けないというジレンマ
「江戸落語と上方落語はどう違いますか」「同じです」
「落語協会と落語芸術協会の違い」と異なり、今日はマジメな記事です。 ごくマジメに、世間にない見解を主張する次第。 「江戸落語」という表記をしたがるのは西の人が多い。「東京落語」でもいいです。 いっぽう「大阪落語」とは言わ… 続きを読む 「江戸落語と上方落語はどう違いますか」「同じです」