上方に持っていって欲しい江戸落語

「ラジ関寄席」を聴くと、当代桂春團治師が「もう半分」を掛けていた。 三遊亭圓朝作で、落語好きならご存じでしょうが上方では誰もやらない噺だと断って。米朝師匠だって、仁鶴師匠だってやってなかったと。 それにしても「圓朝」のア … 続きを読む

古典落語を編集なしに掛けてはいけない

先日の国立、芸協の芝居はなかなか刺激的だった。 春風亭昇太師を現場で聴いたのは本当に久しぶり。テレビでは落語もよくお見掛けするけども。 昇太師の「不動坊」の編集に圧倒された。 さらにこの芝居、仲入り瀧川鯉昇師の「餃子問答 … 続きを読む

スタジオフォー巣ごもり寄席7(下・柳家小ふね「金明竹」)

吉笑さんの一席、マクラの情報量がすごいのだが、でも20分程度で短いのである。 続いて釈台が出てきて講談で、田辺凌天さん。講談協会。 女流の講談師は女性だとすぐわかる名前の人が多い印象だが、女性らしさのかけらもない名前。で … 続きを読む

スタジオフォー巣ごもり寄席7(上・立川吉笑「何時(いつ)材」)

水曜日は鶴見サルビアホールに行こうと思っていた。ご無沙汰している円楽党の三遊亭好志朗さんの会へ。 だが前日に公式を見たら、完売だって。昼間からそんなに集まるものなのか。 捨てる神あれば拾う神あり。巣鴨スタジオフォーの巣ご … 続きを読む

国立演芸場24 その4(春風亭昇太「不動坊」)

ヒザは東京ボーイズ。3年振り。 子供の頃からテレビで楽しんでいたボーイズ。リーダーご存命中はトリオだった。 現在はたまに浅草お茶の間寄席で拝見しております。 もう、オープニングで「さーよおーなーらー」はやめたのかと思って … 続きを読む

国立演芸場24 その3(瀧川鯉昇「餃子問答」)

仲入りは瀧川鯉昇師。 謝楽祭の日に、雑司が谷拝鈍亭で鯉昇師の会があった。 2年連続で出向いていたので今年も行くつもりだったが、直前にやめた。なのでここで取り返したいなと。 例によってようやく口を開くと、時候の(?)挨拶。 … 続きを読む

国立演芸場24 その2(瀧川鯉八「若さしか取り柄がないくせに」)

真打のトップは瀧川鯉八師。 出囃子は「悲しくてやりきれない」。 いや、俺だよやりきれないのは。せっかく聴きにいった落語会で、何の脈略もない大谷disを聴かされて、ひどく嫌な気持ちになってさ。 国民的英雄をただ貶めるのがギ … 続きを読む

国立演芸場24 その1(桂鷹治「目黒のさんま」)

最近妙に仕事がはかどる。午前中にやっつけたので、落語に行きたくなる。 前日にカメクロの無料落語会に行ったばかりだが。 1週間ぐらい先まで、改めてかわら版を当たってみる。面白そうな会もあるにはあるが、パンチに欠ける印象も。 … 続きを読む

カメイドクロック落語会5(下・三遊亭好二郎「徂徠豆腐」またしてもマイク切れるの巻)

第一部開始直後、パーテーションがないため、舞台の上手袖からふらっと入り込んでくる男がいる。 立ち止まって会場を見まわし、またフラッと出ていった。好二郎さんマクラを中断し、いらっしゃいませ、どうぞ席へと声を掛けてるのだが、 … 続きを読む

カメイドクロック落語会5(上・三遊亭好二郎「一目上がり」)

NHKの収録参加を含み、3連続無料落語になっちゃった。 またしても亀戸へ。 最近は梅屋敷よりもカメクロのほうが多いのだった。 午前中、下北沢で春風亭柳枝師の会があり、そちらも検討した。だがシモキタから亀戸なんて掛け持ちは … 続きを読む