黒門亭24(上・柳亭市遼「狸の鯉」)

黒門亭はすっかりご無沙汰していて、まる1年振り。 昨年はまだマスク義務があったのだ。 土曜第2部は隅田川馬石師の「明烏」ネタ出し。 明烏も、散々聴いてるからなあ。まあでも、馬石師のものは未聴。 繰り返し聴いていても、好き… 続きを読む 黒門亭24(上・柳亭市遼「狸の鯉」)

入船亭の「たらちめ」言い立てを覚えよう

「たらちね」はよく掛かる前座噺。何度聴いても飽きない楽しい噺。 私はひらがな表記を好むが、漢字で書けば垂乳根。 だが、入船亭だけは「たらちめ」である。漢字だと垂乳女。 「たらちねの胎内より出でし」であり、意味は同じ。 入… 続きを読む 入船亭の「たらちめ」言い立てを覚えよう

寿限無の言い立てバリエーション

たまに当ブログで取り上げる、落語のフレーズシリーズ。 「金明竹の言い立てを覚えた」なんて記事は、今でもよく検索でヒットします。 今日は子供たちの大好きな寿限無。その言い立てが無限にあるという話。 寿限無 寿限無 五却のす… 続きを読む 寿限無の言い立てバリエーション

昔ながらのオチ分類 その10(落語ならではの唐突なフレーズサゲを考えてみる)

2020年に始めた「昔ながらのオチ分類」シリーズ。 落語のサゲについて昔から存在する分類法を、ああでもないこうでもないとつついてみるものです。正解などありません。 既存分類に異を唱えた枝雀分類も一緒につついてきた。 人気… 続きを読む 昔ながらのオチ分類 その10(落語ならではの唐突なフレーズサゲを考えてみる)

カメイドクロック落語会8(下・三遊亭好二郎「稽古屋」)

昨日は迅速なアップを自慢しておきながら、今日の更新は非常に遅いのであった。 午後1時スタートの第2部です。なかなか盛況。 1部から引き続きのお客様もいらっしゃってありがとうございます。 このカメイドクロック落語会ですが、… 続きを読む カメイドクロック落語会8(下・三遊亭好二郎「稽古屋」)

金明竹の言い立てを覚えた

落語のフレーズは、なんでもないときにでもしばしば頭をよぎるものである。覚えておくと実に楽しい。 子供の頃覚えたのは「寿限無」だけ。 大人になってから「たらちね」「ん廻し」「鈴ヶ森」「孝行糖」など覚えた。頭は使って損はない… 続きを読む 金明竹の言い立てを覚えた

おあとがよろしいようで(落語の死語について)

「お後がよろしいようで」=「オチがついた」は誤解です 落語芸術協会に「正しい使いどころ」を聞いてみた というコラム記事が出ていた。 さまざまなポータルに転載されているので、そちらでご覧になったかもしれません。 ン?と思っ… 続きを読む おあとがよろしいようで(落語の死語について)

落語のフレーズを唱えてみよう(その3)

三十石/鹿政談 鹿政談 先日、落語のフレーズを唱えてみよう(続) という記事を書いた。 噺本編に出てくるフレーズの特集である。だが、噺に付属のマクラの中にもフレーズはたくさんある。 アップした後で、最も取り上げたかった大… 続きを読む 落語のフレーズを唱えてみよう(その3)

落語のフレーズを唱えてみよう(続)

鈴ヶ森/お化け長屋 なんと、2016年6月の記事「落語のフレーズを唱えてみよう」の、4年後の続編である。 当時はまだブログ始めたばかりで、その後3年半続いている毎日連載も始める前。 前回はフレーズが噺の肝になっている落語… 続きを読む 落語のフレーズを唱えてみよう(続)