鈴本演芸場7 その3(柳家やなぎ「牛ほめ」)

鈴本の冒頭に戻ります。 今日の鈴本は、「落語の基礎」に充ちていたように思う。 基礎とは、初心者の要素ということではない。何度でも帰ってくるべきもの。 私の愛する池袋演芸場(落語協会の席)には、ちょっと基礎が足りないかもし … 続きを読む

鈴本演芸場7 その2(柳家喬太郎「文七元結」下)

(上)に戻る 喬太郎師の人情噺というもの、古典も新作も、おおむね人の激情がほとばしっているのが特色。 私はそこから進んで、「ほとばしり」こそ人情噺の肝ではないかと思うまでに至った。 しかしほとばしる喬太郎師も、文七元結に … 続きを読む

鈴本演芸場7 その1(柳家喬太郎「文七元結」上)

11月の締め切りを片付け、鈴本の喬太郎師の芝居へ。千秋楽。 もともと、その前日に行く予定にしていたのだが、よく考えれば月曜は定休日である。まあ、落語の前に仕事が完結したのでいいとする。 喬太郎師、今年3席目。 もうちょっ … 続きを読む

国立演芸場15(下・柳家さん花「五人廻し」)

神田須田町から1時間弱歩いてきたら、眠くて眠くて仕方ない。 国立に来る前、コーヒー飲んできたのに。 ヒザ前、さん喬師おなじみの「締め込み」を聴きながら、半分寝てしまう。 「そこです」がうつらうつらしている耳に聴こえてきた … 続きを読む

国立演芸場15(上・柳家さん花真打昇進披露口上)

またしても連雀亭からハシゴをする。馬久一花夫婦を取り上げたら、期待通りアクセス多めでした。 今回の行き先は、国立演芸場。落語協会秋の真打昇進披露も、いよいよ大詰めだ。 結局、花いちさんの披露目(浅草)しか行っていない。 … 続きを読む

神田連雀亭ワンコイン寄席36(下・金原亭馬久「岸柳島」)

トリは馬久さん。 奥さんの一花さんも20分弱しか使わなかったので、残り時間は30分近くある。 今日、こんなにお集まりいただきましたけども、特に変わったことやるわけじゃないんです、と馬久さん。 ただ、今度11月22日、いい … 続きを読む

神田連雀亭ワンコイン寄席36(中・春風亭一花「辰巳の辻占」)

ぽん太さんは噺の中でもって、「浅草橋のかばん屋の娘さんの一花さんですよ」と婆さんに言わせたり、さらに遊んでいた。 東京かわら版のカバー(ご実家で作成している)とか、得意の笛で攻撃するとか、無理やりすぎて、どんな脈絡でどう … 続きを読む

神田連雀亭ワンコイン寄席36(上・馬久一花夫婦共演)

談志の続きものを手掛けていたのだが、現場に行ったのでそちらを先に出します。 「その3」以降も書き進めてはいるので、必ず出しますけどね。 今日のネタのほうがきっと人気を集めます。現場ネタでアクセス多いほうが私は嬉しい。 月 … 続きを読む

神田連雀亭ワンコイン寄席35(下・柳家吉緑「厩火事」)

(上)に戻る 続いて、ここ連雀亭でよく聴いている橘家文吾さん。 今日は多数のご来場でありがとうございます。こんなのは久々ですねと。 コロナの前は、どこの会にいっても、必ず前のほうに座っているお客さんが複数いらしたものです … 続きを読む

神田連雀亭ワンコイン寄席35(上・桂笹丸「尻餅」)

火曜日は、三遊亭鳳志師の独演会を聴きにいった。お江戸日本橋亭。 日本橋亭に行くのなら、近所に連雀亭があるではないか。ハシゴしてみよう。ということでワンコインへ。 連雀亭からのハシゴ先として、日本橋亭は初めてだ。徒歩圏内。 … 続きを読む