国立演芸場の三遊亭小遊三「船徳」(上)

確定申告の最終日、税務署のポストに申告書を投げ込み、そのついでにちょっと落語へ出向く。 日曜に桂雀々師の長講2席を聴いた。これがまだズシリと来ていて、ハナから寄席で長居する気になれない。仕事もしなきゃ。 でも国立演芸場で … 続きを読む

神田連雀亭ワンコイン寄席31(下・春風亭昇輔「のぶこよしえ」)

いい男の春風亭昇輔さんはマクラから、スピード感満載、高揚感たっぷりの語り。 トップバッターの笹丸さんとはまったく違う手法だが、この語りでもって世界をちゃんと構築してしまうから偉い。 ふう丈さんと違い、客への圧は感じない。 … 続きを読む

神田連雀亭ワンコイン寄席31(上・桂笹丸「権助提灯」)

権助提灯 笹丸 絹子ちゃん ふう丈 のぶこよしえ 昇輔   仕事の区切りがいいので、神田連雀亭へ。 ギリギリに入場すると、すでに三遊亭ふう丈さんが前説をしている。 終演後のお見送りはできません。本当は女性のお客 … 続きを読む

奮闘馬石の会(下・隅田川馬石「淀五郎」)

馬石師のお客は女性が多い。このことは感覚的に、非常によくわかる。 単にいい男だというだけでなく、その柔らかい物腰と穏やかな雰囲気が女性にはたまらないのだろう。 よく考えたら、私は「女性の好む男の噺家」が結構好きかもしれな … 続きを読む

奮闘馬石の会(中・隅田川馬石「初天神」)

昨日、前座の柳家り助さんを激賞した。ちなみに10分の短い高座。 り助さんが素晴らしかったからといって、主役の馬石師が食われたわけではない。でも同じ状況になったら、食われる真打だっていそう。 寄席の定席の場合、実際にり助さ … 続きを読む

奮闘馬石の会(上・柳家り助「寿限無」)

朝のブログ更新がまたできなかった。 数本、同時に執筆しているのだが、ひとつも完成しない。 結局、今日も現場でネタを拾って深夜の撮って出し。 池袋演芸場の、新作台本まつりに行くつもりでいたが、都合もあって夜席のほうへ。 池 … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席20(下・三遊亭好楽「ぞろぞろ」後半)

好楽師の長いマクラは、中身が詰まっていて実に楽しい。 本編がなんの噺なのかは、結局直前までわからなかった。 強情灸でも、佃祭りでもないのはわかったが、偽物の信心を語るので、「小言念仏」なのかとは一瞬思った。さすがにトリで … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席20(中・三遊亭好楽「ぞろぞろ」前半)

仲入り後、三遊亭楽市師は2年ぶり。 その際も3月の亀戸で、同じ「犬の目」。 ジェネリック医薬品は業界では「ゾロ品」って呼んでるそうですよと。後からぞろぞろ出てくるから。 私にも、「ジェネリック落語会」のお誘いがありました … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席20(上・三遊亭好太郎「禁酒番屋」)

今日も朝の更新ができなかった。 そんなにいつもいつもネタないですよ。 ネタはやはり現場で作るのが、一番いい。 仕事をほったらかして昨年9月以来の亀戸へ。前回と同じ、好楽師の主任。 終わったあと、亀戸のファミマで書いていま … 続きを読む

神田連雀亭ワンコイン寄席30(下・三遊亭らっ好「だくだく」)

トリは三遊亭らっ好さん。 二ツ目に昇進して5年弱。入門から数えると8年。 アクリル板で仕切られているこの高座では、自分が映る。なんだか水族館の水槽の中でやってるみたいだ。 まあ、私がラッコウですからとジャブ。 大師匠好楽 … 続きを読む