国立演芸場11 その3(瀧川鯉八真打昇進披露口上)

バイオリン漫談のマグナム小林先生は、常に同じ構成、同じ客いじりの予定調和高座なのは不満。 すごいことやってるのにもったいないな。 落語協会の「のだゆき」先生にもかつてそういう印象を持っていたが、最近は結構変えてきている。 … 続きを読む

国立演芸場11 その2(春風亭鯉枝「ディス・イズ・ア・ペン」)

続いて、実は楽しみにしてきた鯉枝師。今日の主役、鯉八師と同じく新作専門の人。 瀧川一門にも春風亭の亭号の噺家が複数いるが、いずれも襲名によるもの。鯉枝師だけは、師匠が春風亭から瀧川に亭号を改めたのに、変えようとしなかった … 続きを読む

鈴本演芸場5 その4(入船亭扇辰「甲府い」)

ヒザ前は三遊亭白鳥師。林家彦いち師との交互。 白鳥師、ずいぶん痩せたのでは。 トリの扇辰師は、江戸っ子に見えるけど私と同じ新潟ですと。 たい平師の代バネで、客のおばちゃんの行為によりサゲ前に緞帳が下りてしまうという話。 … 続きを読む

鈴本演芸場5 その3(橘家圓太郎「棒鱈」)

仲入りは圓太郎師。寄席でもって実に頼りになる師匠。 私は池袋でお見掛けすることが多い。 米大統領選を報じるテレビを視ていて、「大統領」という言葉の由来を知ったという圓太郎師。 初代市川左團次は明治座のオーナーだったので、 … 続きを読む

鈴本演芸場5 その2(台所おさん「真田小僧」)

崇徳院・悋気の火の玉 続いて浅草(弟子のたけ平師のヒザ前)と掛け持ちの正蔵師。私は久々である。 噺家の職業病だが、ヒザを悪くしたそうで、あいびき付き。柔らかい素材をくるんだものだと言っていた。 楽屋で権太楼師に、どうした … 続きを読む

国立演芸場10(下・柳亭左龍「淀五郎」)

淀五郎/仏壇叩き トリは久しぶりの左龍師。 一時期寄席にすごい勢いで出ていた人。それによって、落語界で確固たる地位を築き上げたのだろう。 文治師や文蔵師も、かつて代演を受けまくって現在の地位を築き上げたはず。 左龍師、現 … 続きを読む

国立演芸場10(中・偏差値マクラと「田能久」に思う)

この日の国立、トリの左龍師と、小んぶさんを除くとあとは普通。 まあ、本来そんなものである。 ここ2か月の国立が当たりだったのだが、たまたまだと思わないと。そんなにいつもいいわけがない。 今日はそんな普通の3席の話です。「 … 続きを読む

国立演芸場10(上・柳家小んぶ「強情灸」)

国立演芸場の定席は、コロナ対策で2部制に分かれた。 それ以来、3か月連続で出かけている。もともと、こんなに頻繁に来るところじゃない。 今月も、東京かわら版を持って出かける。過去2か月は2部のほうだったのだが、今回は1部。 … 続きを読む