大吉原落語まつり その3(入船亭扇辰「麻のれん」)

続いて扇辰師。 登壇の前に、高座の後ろの仏様(閉まっていて見えない)に手を合わせて笑わせる。 いやー、立派なお寺だねえ。中村屋さんのねえ(扇風機でよく聞こえない)。 扇辰師は本編は声を張り上げる人だが、マクラは省エネ気味… 続きを読む 大吉原落語まつり その3(入船亭扇辰「麻のれん」)

大吉原落語まつり その2(三遊亭兼好「湯屋番」は「ラジオ焼き」である)

この日の兼好師、マクラから所作が爆発。ビジュアルでも楽しめる総合芸術に進化している。 よく、左手でもってガッツポーズっぽい所作が入る。 口がスラスラ回り、動作もまたスラスラ。口と身振りがシンクロするのでトリップしてくる。… 続きを読む 大吉原落語まつり その2(三遊亭兼好「湯屋番」は「ラジオ焼き」である)

大吉原落語まつり その1(三遊亭兼好の楽しいマクラ)

生活スタイル上夜席に行きづらい私であるが、平日昼間ならこっちのもんだ。 東京かわら版で「大吉原落語まつり」を知る。 同時にいろいろな会が開催されるが、この中に「柳家喬太郎・入船亭扇辰・三遊亭兼好三人会」がある。 オフィス… 続きを読む 大吉原落語まつり その1(三遊亭兼好の楽しいマクラ)

成金メンバーで好きな噺家が減った

極めて個人的な話ですよ、あくまでも。 関係ないが、奈良県の竜田川が、緑色に染まったという。 からくれないではなくて。 これを落語のネタに絡めて使いたかったのは私だけではあるまいが、断念しました。 落語協会マナー動画に絡め… 続きを読む 成金メンバーで好きな噺家が減った

梶原いろは亭4(下・三遊亭鳳月「蒟蒻問答」)

馬久さんの臆病源兵衛。 いったん八っつぁんが死んだことになっていても、ヘンな感じにはならない。 そこに人の生き死にというシリアスさがないから。 たとえば、現柳家さん花の小んぶさんからも見事な臆病源兵衛を聴いたが、小んぶさ… 続きを読む 梶原いろは亭4(下・三遊亭鳳月「蒟蒻問答」)

梶原いろは亭4(上・金原亭馬久「臆病源兵衛」)

月曜日、神田連雀亭ワンコインが好みの顔付けだった。 柳家小はぜ 三遊亭仁馬 金原亭馬久 行こうかと思ったのだが、マスク着用が面倒くさくなってやめた。 神田連雀亭は、費用も掛けて実現したコロナ対策がやめられなくなってしまっ… 続きを読む 梶原いろは亭4(上・金原亭馬久「臆病源兵衛」)

落語協会マナー動画

落語協会の有志が、寄席のマナー動画を公開している。 実に面白い。本業でいつも面白さを追求している人たちの余技は楽しいですね。 表向きにはマナー啓発なのだが、本当の目的は別にあると睨んでいる。 いつも自分たちをひどい目に遭… 続きを読む 落語協会マナー動画

七人の侍2(下・瀧川鯉橋「水屋の富」珍品についても)

鳳志師のやかんなめは、客に舞台を想起させる。 頭の中に芝居が湧いた。歌舞伎にだってできるなあと。 仲入り休憩後は雷門小助六師。 この時期は空調の設定が大変で。旅で冷房が効きすぎてまして、ちょっと鼻声ですみませんとのこと。… 続きを読む 七人の侍2(下・瀧川鯉橋「水屋の富」珍品についても)

七人の侍2(中・三遊亭鳳志「やかんなめ」取材用撮影のマナーについても)

最前列下手に座る女性は、カメラマンだった。 いきなり写真をパシャパシャ撮るので、冒頭出てきた枝太郎師、釈明していた。 取材なんですよと。 ところがこの女性、実にもって、撮りに撮りまくる。膝立ちで移動し、上手に、そして客席… 続きを読む 七人の侍2(中・三遊亭鳳志「やかんなめ」取材用撮影のマナーについても)

七人の侍2(上・桂枝太郎「質屋蔵」噂の楽生についても)

昨日は襲名の話題を取り上げた。 当ブログにも訪問は多かったが、一番アクセスが多かったのは検索で掛かる「七代目三遊亭圓楽は王楽に違いない!」である。 検索で掛かる記事だけ読んで、タイムリーな最新記事に気づかず去っていく人が… 続きを読む 七人の侍2(上・桂枝太郎「質屋蔵」噂の楽生についても)