三遊亭円楽「寄合酒」(下)

円楽師の落語を聴くと、今まで必ず、どこか引っ掛かる部分があった。必ず具体的な姿に引っ掛かるとは限らなくても。 最も気になっていたのが、笑点キャラに乗っ取られた師の中途半端な上目線である。こちらはキャラどおり、師をインテリ … 続きを読む

三遊亭円楽「寄合酒」(上)

笑点メンバーを褒めると馬鹿にされる風潮は、落語ファンからはまだなくなっていないと思う。 私が子供の頃から視ていた笑点は、笑点嫌いのファンが気づかないうち、落語界の中心の存在になっている。 そう捉えている私だが、メンバーひ … 続きを読む

噺家と素数蝉

「師匠、おはようございます。蝉丸が参りました」 「おお、蝉丸。でかしたな」 「ええ、不肖眠々亭蝉丸、文化庁芸術祭大賞受賞と相成りました。これも師匠のご指導のおかげと心得ます」 「また大仰だな。とにかく大賞獲ったんだから大 … 続きを読む

ホリエ○ンの新呼称を考える

「こんちはご隠居さん、忙しいですか」 「おや八っつぁん。ちょっと考えごとをしてたんだがちょうどよかった。お前さんの意見を聞かせておくれ。まあお上がり」 「考えごとね。やっぱり小林麻耶はバイデンを批判したから消されたのかっ … 続きを読む

春風亭柳好「唖の釣り」

毎週浅草お茶の間寄席を録画しているが、このところ刺激が少なくていけない。 とはいえこの番組は、浅草演芸ホールの番組を切り取って放映するもの。 寄席自体、ぬるま湯のような空間なのだから仕方ないこと。ぬるま湯を味わいに寄席に … 続きを読む

桂阿か枝「厩火事」(ABCラジオなみはや亭より)

東京落語の演目のうち、8割は上方由来とされている。 明治以降にどっと入ってきたのだ。だが、逆に言うと2割は江戸由来。 最近では逆に、東にしかなかったはずの演目が多く、上方に移入されるようになってきている。 演目のバラエテ … 続きを読む

国立演芸場11 その4(瀧川鯉八「長崎」)

今日の主役、鯉八師はフォークの名曲「悲しくてやりきれない」の出囃子で登場。 鯉八師の出囃子を聴くのが初めてで、こんな曲を使っているとは知らなかった。ちゃお。 この披露目に来るか、連雀亭ワンコイン寄席か迷った最大の理由は、 … 続きを読む

国立演芸場11 その3(瀧川鯉八真打昇進披露口上)

バイオリン漫談のマグナム小林先生は、常に同じ構成、同じ客いじりの予定調和高座なのは不満。 すごいことやってるのにもったいないな。 落語協会の「のだゆき」先生にもかつてそういう印象を持っていたが、最近は結構変えてきている。 … 続きを読む

国立演芸場11 その2(春風亭鯉枝「ディス・イズ・ア・ペン」)

続いて、実は楽しみにしてきた鯉枝師。今日の主役、鯉八師と同じく新作専門の人。 瀧川一門にも春風亭の亭号の噺家が複数いるが、いずれも襲名によるもの。鯉枝師だけは、師匠が春風亭から瀧川に亭号を改めたのに、変えようとしなかった … 続きを読む