鶴めい七叶亭(下・三笑亭夢丸「狸の鯉」)

夢丸師、「たぬき」に入ったが、札でも賽でもなくて、狸の鯉だった。 ネタ帳には「狸鯉」とあった。 恩返しに来た狸です、のくだりから、おなじみの場面はバッサリなくて、早速鯉に化けてアニイの出産祝いへ。 狸の鯉は、落語協会で数 … 続きを読む

神田連雀亭ワンコイン寄席 66(下・三遊亭兼太郎「棒鱈」小もんしくじる)

林家きよ彦さん、兄弟子(プロではない)小林家さとし主催の会で、リングの上の高座に出た話も振っていた。 リングが目線に被って、お客さんから容疑者状態。 円丈師の昔の企画と同じ話だ! 本編は、「追っかけ家族」。もう4度目の遭 … 続きを読む

七人の侍3(中・三遊亭鳳志「棒鱈」)

3人目は三遊亭鳳志師。円楽党の隠れた達人。 昨年は3席聴いている。うち2席がこの勉強会。 この人も名乗らない。知らない人は来てないということか? 酒のマクラ。太陽と月の小噺。 弾けた酔っ払いがすごくいい。 べろべろの弟分 … 続きを読む

国立演芸場17 その3(柳家さん喬「棒鱈」)

漫才はロケット団。国立は時間がたっぷりある。 四字熟語に北京五輪、選挙、 木下富美子、プーチン、流行語大賞、ワクチンなどなど。 羽生結弦からプーさんの流れで、プーチン、ウクライナに持っていく。 漫才は平和でないとやりづら … 続きを読む

丁稚の落語百科(「ほ」の巻1)

久々の百科事典です。「い」の巻はこちら。 当初はこのシリーズ、決してアクセス数多くなかったのですが、徐々に増えてきました。 ありがとうございます。 さて、「い」「ろ」「は」「に」と来て、今日は「ほ」。いろは順でなく、50 … 続きを読む

新宿末広亭2 その5(橘家文蔵「時そば」)

クイツキは二ツ目交互。この日はまもなく、九代目春風亭柳枝で真打昇進する正太郎さん。 マナーの悪い素人を例に挙げ、そこからスムーズに「故障」の説明に入る。 「故障」がサゲに来るのは、くしゃみ講釈と棒鱈だけ。仕込み落ちの説明 … 続きを読む

鈴本演芸場5 その3(橘家圓太郎「棒鱈」)

仲入りは圓太郎師。寄席でもって実に頼りになる師匠。 私は池袋でお見掛けすることが多い。 米大統領選を報じるテレビを視ていて、「大統領」という言葉の由来を知ったという圓太郎師。 初代市川左團次は明治座のオーナーだったので、 … 続きを読む

続・先代柳家小さんの名誉回復

棒鱈 以前、「てんてこてん」こと「棒鱈」について続きものを書いた。 「棒鱈」は、先代柳家小さんが練り上げた噺で、今でも、柳家の噺家さんを中心によく掛けられている。しかしながら本家本元、小さんの音源が聴けなくて残念だったの … 続きを読む

てんてこてん

なにか古典落語の演目を取り上げて、つついてみたいと思います。 もう昨年末の放送(さん喬一門会)になるが、「柳家喬太郎のようこそ芸賓館」で流れた、柳亭左龍師の「棒鱈」がとてもよく、このところ続けて聴いている。今回はこれを。 … 続きを読む