亀戸梅屋敷寄席16(中・三遊亭兼好「王子の狐」)

それにしても、とむさんの話からもわかる、好楽一門の師弟関係はとても楽しい。 弟子や孫弟子、みな好楽師をネタにしてボロクソに言うが、言えるというのがそもそもすごい。 真に敬意を払っていないとネタにはできない。 落語界には、 … 続きを読む

黒門亭21(下・入船亭扇辰「雪とん」)

お待ちかねの入船亭扇辰師匠。黒紋付ではない。 鈴本で一席やっつけてきましたがと。 ここだけの話ですが、正月にあんなところ行かないほうがいいですよと。高いし、持ち時間も短いし。 私もまあ、そう思うので黒門亭に来てるのです。 … 続きを読む

黒門亭21(中・三遊亭金朝「藪入り」)

三遊亭たん丈さん(昇進後、丈助)は、高座に上がってまたしても自虐。 日本橋亭の会は、昇進前最後のものですが、実質的には初めての会みたいなもんですと。 他の同時昇進真打と違い、動員力もないです。だから来てください。 もっと … 続きを読む

黒門亭21(上・春風亭一花結婚とおきゃんでぃーず)

おきゃんでぃーず 出来心 たん丈 藪入り 金朝 (仲入り) 反対俥 半蔵 雪とん 扇辰 お年玉抽選会   昨年同様、今年も落語協会総本山・黒門亭からスタートします。 1月4日、1部の主任は入船亭扇辰師匠。 20 … 続きを読む

池袋演芸場18 その7(三遊亭遊雀「替り目」下)

そして遊雀師の本編は替り目。 3月に鶴見の落語会(トリ)で聴いた演目なので被ったが、まったく嫌ではない。この師匠の代表作じゃなかろうか。 前回聴いた際、新宿末広亭のトリを取っている遊雀師ご本人が家に帰り、怖い奥さんに迎え … 続きを読む

池袋演芸場18 その6(三遊亭遊雀「替り目」上)

昼席主任の柳家蝠丸師と、夜席の痛い前座についてはすでに触れた。 池袋に居続けて、夜席前半。 今日もお美しい小泉ポロン先生は、「ステファニー」からは独立したらしく、ご自身の名前で出ている。 衣装がクリスマスツリー。オーナメ … 続きを読む

池袋演芸場18 その5(瀧川鯉昇「そば処ベートーベン」)

仲入り前の寿輔師は、笑遊師をさっそくいじる。ご自分の派手な着物をネタにする代わりらしい。 なんですかあれ、落語ですか。大きな声で叫んでるだけじゃないですか。 昨日笑遊に誘われて飲みに行きました。あたしが先輩だから払ったん … 続きを読む

池袋演芸場18 その4(三遊亭笑遊「やかん」)

続いて柳亭芝楽師。先の小痴楽師と名前がよく似ているが、まるで違う一門。 初めて聴くこの人が、収穫。 高座に座って合掌。風体がお坊さんなので。 芸協で聴くのは初めての、ふぐ鍋。この季節ならではの噺。 訪ねてくる男は幇間。全 … 続きを読む

池袋演芸場18 その3(柳亭小痴楽「一目あがり」)

冒頭に戻って、昼席の前座は、主任蝠丸師の弟子のふくびきさん。 円楽党で最近たびたび聴くので、やや飽き気味の「手紙無筆」。 落語協会のほうでは、前座噺としてはすっかり廃れたようだ。なぜかはたぶん、誰も答えられない質問だろう … 続きを読む