堀之内寄席3 その3(瀧川鯉八「長崎」上」)

上中下、3回で締める予定の堀之内寄席でしたが、4回にします。鯉八さんについて書くことが多過ぎて。 会場入りするとき、客は2階の長い廊下を歩く。楽屋の前を通る際、鯉八さんの大きな声が聞こえてきた。 立ち聴きしたくなった。さ … 続きを読む

堀之内寄席3 その2(昔昔亭喜太郎「宮戸川」)

二番手は昔昔亭喜太郎さん。 昨年笑点特大号のチケットをいただいたのだが、お礼をしなきゃと思いつつ、家内の反対でできていない。 まあ、そんなつまらぬ理由でこの才人の高座、避けていられないしな。 入門する前、議員の事務所にい … 続きを読む

滝野川「みやこ鮨」の三遊亭遊馬2(下・粗忽の使者)

粗忽の侍、治部衛門と三太夫のやり取り、いったん全部リアルタイムで出しておいて、再度大工の留っこの口から改めて再現させるというやり方、初めて聴いた。 最近は繰り返しを嫌って、留っこの説明だけにするというのがほとんどだろう。 … 続きを読む

滝野川「みやこ鮨」の三遊亭遊馬2(中・堀の内)

丁寧な遊馬師の噺、現実時間では長めである。しかし、ギャグは意外と刈り込んでいる。 刈り込んでいるのか、古い時代の演出を活かしているのか。 いずれにせよ、「あ、熊オレだ」みたいな、先代小さんの入れていたクスグリはないのであ … 続きを読む

滝野川「みやこ鮨」の三遊亭遊馬2(上・粗忽長屋)

板橋駅東口、北区滝野川の寿司屋「みやこ鮨」での、三遊亭遊馬師匠の独演会「遊馬百席」。 前回は7月、三連休の中日に初めて出向いた。裏を返しに行きましょう。 いい会であって、会場のみやこ鮨がまたなかなかいい雰囲気であることを … 続きを読む

小ゑん駒治鉄道落語会@お江戸日本橋亭 その5(柳家小ゑん「トニノリ」)

柳家小ゑん「トニノリ」 非常に濃密な時間を過ごし、ついにトリの小ゑん師2席目。 マクラは、最近橘家文蔵師の「千早ふる」とコラボしている「鉄千早」について。 もともとは、寄席で小ゑん師の前に出る文蔵師が、千早ふるのサゲで「 … 続きを読む

小ゑん駒治鉄道落語会@お江戸日本橋亭 その4(古今亭駒治「旅姿宇喜世駅弁」)

古今亭駒治「旅姿宇喜世駅弁」 仲入りはお手洗が長蛇の列。また、女性が多いだけに。 なのでなかなか後半始まらない。 後半は順番を入れ替え、駒治師から。 ネタ出しの「旅姿宇喜世駅弁」。昨年、国立演芸場の披露目で聴いた噺。 こ … 続きを読む

小ゑん駒治鉄道落語会@お江戸日本橋亭 その3(古今亭駒治「十時打ち」)

古今亭駒治「十時打ち」 続けて古今亭駒治師登場。 昨年、もっとも多くの高座を聴いた噺家なのに、今年はまだ一度だけ。 駒治師自体は真打昇進後も極めて忙しいので、これはあくまでも私の都合である。 もちろん、もっともっと聴きた … 続きを読む

小ゑん駒治鉄道落語会@お江戸日本橋亭 その2(柳家小ゑん「鉄の男」)

柳家小ゑん「鉄の男」 一席終えた前座がメクリを「古今亭駒治」に替えるが、慌てて戻ってきて「柳家小ゑん」にまた替える。 二席ずつやる場合、トリを取る師匠が最初に出てきて、仲入り後に順番が変わるのはよくあるパターン。 この前 … 続きを読む